AIブラウザ・Arcとは?特徴や使い方をわかりやすく解説

Arcってどんなブラウザなんだろう?
Arcを使うと何ができるの?

人工知能を取り入れた、高度なAIブラウザが次々と登場する昨今。なかでも、話題を集めているのが「Arc」です。

ただ「Arc」という名前を見聞きする機会はあるものの、実際にどのようなブラウザなのか、あいまいな人も多いですよね。

そこでこの記事では特徴や使い方も交え、Arcの特徴を解説します。Arcの後継ブラウザ「Dia」とどちらを選ぶべきかも解説するので、ぜひ参考にしてください。

この記事の要約
  • 機能性とデザインに優れた無料ブラウザ
  • 現在は新規開発を終了し後継「Dia」へ
  • セキュリティ重視ならDiaがおすすめ

『生成AIに興味はあるけど、どうやって使えばいいんだろう…』

そんな方へ、

  • 生成AIに作業や仕事を任せる方法
  • ChatGPTなどの生成AIを使いこなすたった1つのコツ
  • 業務効率化や収入獲得に生成AIを活かす体験ワーク

を、無料のオンラインセミナーで2時間に凝縮してお伝えします!

パソコンはもちろん、スマホから気軽に参加OK

参加者には限定で「生成AI活用に役立つ7大特典」をプレゼント中🎁
生成AIセミナーの参加者限定プレゼント

この2時間が、あなたを変える大きなきっかけになりますよ。

\ 視聴のみOK!顔出し不要 /

目次

AIブラウザ・Arcとは

Arc
出典:Arc

Arc(アーク)とは、米The Browser Company社(現・Atlassian社の傘下)が提供するAIブラウザです。従来のブラウザとは異なり、AIを活用することでWebサイトをより快適に閲覧できます。

ブラウザの基盤には「Google Chrome」にも使われている「Chromium」が採用されています。Chromiumの安定した表示性能に、Arc独自の画面設計やAI機能がプラスされているのが魅力です。

下記はArcについて知っておくべき3つの基本事項です。

  • 無料で利用できる
  • 現在は後継のDiaが主流
  • 使い続けても危険性はないのか

なお、AIブラウザとは何かについて詳しくは、次の記事を参考にしてください。

無料で利用できる

Arcは無料で利用可能です。

利用にはアカウントが必要となりますが、ダウンロードや基本機能の利用に料金はかかりません。アカウントさえ作成すれば、コストをかけず手軽に導入できるのもArcの魅力です。

現在は後継のDiaが主流

現在、Arcは開発元のThe Browser Company社により、新規機能の開発が終了しています。その代わりに、後継となる新しいAIブラウザ「Dia」が登場しました。

Dia
出典:Dia

Diaは、Arcの基本コンセプトを受け継ぎつつ、AI機能がさらに強化されたブラウザです。これから新しいAIブラウザを使ってみたいと考えている人は、主流となっているDiaの利用も検討するとよいでしょう。

Diaとは何かを詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。

使い続けても危険性はないのか

なかには「開発が終了したブラウザを使い続けても大丈夫なのか」と不安に思う人もいますよね。

結論、Arcを使い続けても、ただちに危険ということはありません。Arcの提供自体は継続されており、引き続き利用できます。

ただし、新規開発が終了しているため、大規模なセキュリティ強化は期待できません。仮にブラウザを悪用する新たな脅威が現れた場合、セキュリティ更新が遅れるといったケースも考えられます。

セキュリティ性を重視したい場合は、前述のDiaや別のブラウザを利用することも検討すると良いでしょう。

Arcの特徴3つ

Arcの特徴3つ

ここからはArcの主な特徴を、3つにまとめて紹介します。

機能性・デザイン性が高い

Arcが持つ最大の特徴は、高い機能性と洗練されたデザイン性を両立している点です。

Arcでは、画面左側のサイドバーに主要な機能や操作が集約されており、画面上部にタブやツールが並びません。そのため、従来と比べてWebサイトの表示領域を広く確保でき、視認性の高いレイアウトを実現しています。

また「スペース機能」を使うことで、仕事用・趣味用といった用途に合わせて閲覧環境を個別に管理可能です。ほかにも、タブやツールバーの表示・非表示を柔軟に切り替えられるなど、豊富な機能があります。

AIで作業を効率化できる

Arcには「Arc Max」と呼ばれる独自のAI機能が搭載されています。このAI機能を使うことで、Webサイトを扱う日々の作業を大幅に効率化することが可能です。

たとえば、リンク先の内容をAIが要約してプレビュー表示したり、タブ名をAIが自動で判断してリネームしたりしてくれます。このように、Arcには一般的なブラウザでは珍しいAI機能が豊富です。

調べ物や情報収集の時間を短縮したい人にとって、強力な味方となるでしょう。

幅広い環境に対応している

Arcはパソコン向けのWindowsやmacOSに加え、モバイル向けのAndroidやiOSにも対応しています。幅広い環境に対応しているため、ユーザーの端末・OSに合わせて柔軟に使える点が魅力です。

また、パソコンとスマートフォンの双方で同じブラウザ体験ができ、シーンに応じた使い分けも可能です。外出先での調べ物や、移動中のちょっとした検索など、どこでも快適にAIブラウザを使えます。

ArcとDiaはどちらがおすすめ?

Arcと後継のDia、どちらを使うべきか迷っている人もいるでしょう。そこで、それぞれが向いている人の特徴をまとめました。より自分の特徴に近いブラウザを選んでみてください。

Arcが向いている人の特徴・すでにArcを利用しており不満がない
・機密性が高い操作を行わない
Diaが向いている人の特徴・新しいAI機能を積極的に試したい
・セキュリティ性を重視したい

すでにArcを利用している場合、特別な不満がなければ使い続けても問題はありません。ただし、機密性の高い操作(ネット決済や個人情報の入力など)を行う機会が多い場合は、後継ブラウザのDiaを選ぶほうが安心です。

また、今後も機能追加が期待されるDiaは、新しいAI機能を使いたい人にも向いています。

とはいえ、機密性の高い操作をあまり行わないなら、Arcを使ってみる価値は十分あります。まずは無料でArcを試し、「よりセキュリティや新機能を重視したい」と感じたら、Diaへの移行を検討するのも良いでしょう。

Arcの基本的な使い方

Arcは一般的なブラウザと同様、インストールと初期設定を行えばすぐに利用できます。パソコン版Arcの基本的な使い方は、下記の4ステップです。スマホアプリ版はGoogle PlayApp Storeからインストールしましょう。

  1. 公式サイトからインストーラをダウンロード
  2. インストーラを実行し、画面の指示に従ってインストール
  3. 氏名・メールアドレス・パスワードを入力してアカウントを作成(メール認証が必要)
  4. 外観や配置などを好みに合わせて初期設定

初期設定が終われば、すぐにArcを使い始められます。サイドバー配置やスペース機能など、Arcならではの操作性も順番に試してみましょう。

Arcを使う際の注意点

Arcを使う際の注意点

Arcを使う際には、次の2点に注意しましょう。

機能追加や動作改善は期待できない

前述のとおり、Arcの新規開発は終了しています。そのため、画期的な新機能が追加されたり、動作が劇的に改善されたりは期待しにくい状況です。

新機能を試したい場合や、動作に不満を感じる場合は、Diaなど他ブラウザへの移行を検討しましょう。

機密性の高いWebサイト利用に注意する

ネットバンキングやクレジットカード情報の入力など、機密性の高い操作を行う際は注意が必要です。Arcの新規開発が終了していることを考えると、セキュリティ体制が万全であるとは言い切れません。

ブラウザを安全に利用し続けるためには、脆弱性(セキュリティ上の弱点)が見つかった際の迅速なセキュリティ更新が不可欠です。ArcのベースであるChromium由来の問題なら、比較的迅速な対応が期待できるでしょう。

しかし、Arc固有の機能で脆弱性が見つかった場合、セキュリティ更新が遅れるリスクは否めません。そのため、重要な取引や手続きを行う場合は、セキュリティ体制が手厚いDiaや他ブラウザも併用すると安心です。

まとめ

今回は、AIブラウザ・Arcとは何か、基本から解説しました。

Arcは、機能性とデザイン性を両立した魅力的なAIブラウザです。ただし、新規開発は終了しており、現在は後継のDiaへと移行しつつあります。

既存ユーザーはそのまま使い続けることも可能ですが、最新機能やセキュリティ性を求める人は、Diaの導入も検討しましょう。これから本格的にAIブラウザを活用したい人は、ぜひ今回の内容を参考にしてください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

【プロフィール】
9年ほどITエンジニアを経験したのち、豊富な技術文書の作成経験を活かし、専業Webライターへ転身。クラウドワークスでは半年ほどでプロ認定、3年半ほどでトッププロ認定を受ける。システムエンジニア・プログラマー・テストエンジニアなどを経験しており、上流から下流まで幅広い開発工程のノウハウを習得しているのが強み。侍エンジニアブログでは、2020年から幅広い分野の執筆を担当。「挫折させないライティング」をモットーに、プログラミング初心者の方でも負担なく読める記事の執筆を心がけています。
【専門分野】
IT/システム開発/組み込み開発/アプリ開発(主にWindows)
【保有資格】
基本情報技術者試験
応用情報技術者試験
ソフトウェア品質技術者資格認定(JCSQE)初級
JSTQB認定テスト技術者資格(Foundation Level)

目次