ChatGPTの始め方!基本的な使い方から使いこなすコツまで紹介
この記事では基本的な使い方から使いこなすコツも交え、ChatGPTの始め方を解説します。
ChatGPTの始め方がわからない…
ChatGPTってどう使えばいいの?
ビジネス・プライベートを問わず、世界中の人が利用しているChatGPT。日々SNSなどで話題にあがり、注目を集めている点から、利用してみたいと考えている人は多いですよね。
ただ、いざChatGPTを利用しようにも、始め方や使い方がわからない人もいるはず。
そこで今回は始め方も交え次のトピック別に、ChatGPTの使い方をわかりやすく紹介します。
初心者でもChatGPTを使いこなすコツも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
なお、そもそもChatGPTとは何かをおさらいしたい人は次の記事を参考にしてください。

- ChatGPTは無料・登録なしでも使える
- 快適に使うならアカウント登録がおすすめ
- さまざまな使い方やコツ、注意点を把握しよう
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ChatGPTを使うための基礎知識

はじめにChatGPTを使い始める前におさえておくべきことを、3つにまとめて解説します。
ChatGPTは無料・登録なしですぐに利用可能
ChatGPTは無料・登録なしですぐに利用可能です。2024年4月に追加された「ゲストモード」により、アカウントを持たない人でも手軽に使えるようになりました。
使い方はとても簡単。ChatGPTの公式サイトに「ChatGPTに質問する」という入力欄があり、ここに質問や指示を入力し、送信ボタンまたはEnterキーを押すだけです。


すると別のタブが開き、ChatGPTからの回答が表示されます。

このように、ChatGPTはログインや課金なしでも手軽に試せます。まずは、ゲストモードで試してみると良いでしょう。
快適に使うならアカウント登録がおすすめ

ChatGPTはゲストモードでも使えるものの、より便利に使いたい場合は、アカウント登録がおすすめです。アカウント登録すると、次のようなメリットが得られます。
- チャット履歴を保持・管理できる
- 自分なりに設定をカスタマイズできる
アカウント登録は無料です。メールアドレスのほか、Googleアカウントなどの外部サービスを使った登録にも対応しています。ある程度使い慣れてきたら、アカウントを作成してみるのも良いでしょう。
課金するかは使い始めてから考えよう

ChatGPTには無料プランに加え「ChatGPT Plus」「ChatGPT Pro」といった有料プランもあります。
しかし、基本機能は無料プランでも問題なく利用できます。課金するかは使い始めてから考えれば問題ありません。
有料プランに課金するメリットは、次のとおりです。
- 混雑時でも優先的に使える
- 新しい機能を優先的に試せる
- より高性能なAIモデル(生成AIの頭脳)を選べる
有料プランに登録しない限り、勝手に課金されることはないため、ご安心ください。まずは無料で試してみて、物足りなく感じたら有料プランへの課金も検討すると良いでしょう。
ChatGPTの無料・有料版の違いを詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。

ChatGPTの始め方

ChatGPTにはブラウザ版とスマホアプリ版の2種類があります。パソコンではブラウザ版、スマートフォンではブラウザ版・アプリ版のいずれかを利用可能です。
ここからは、各媒体からChatGPTを始める手順を解説します。
なお、ChatGPTのアカウント登録手順は変更される場合がある点に注意してください。
パソコン(PC)からの始め方
パソコン版の場合、ソフトウェアのインストールは必要なく、ブラウザから利用可能です。
まずは、ChatGPTの公式サイトにアクセスし「無料でサインアップ」をクリックしましょう。

すると、アカウントの作成画面が表示されます。ChatGPTのアカウント登録には認証が必要です。認証方法として「メールアドレス」「別サービスのアカウント」「電話番号」のいずれかを選択できます。

「メールアドレスによる認証」の場合は、パスワードの設定が必要です。パスワード入力後に受信したメール文面内の「メールアドレスの確認」をクリックします。

「別サービスのアカウントによる認証」の場合は、下記3つのサービスから選択可能です。各サービスが提供する認証方法に従って認証を進めましょう。
- Googleアカウント
- Microsoftアカウント
- Appleアカウント
「電話番号による認証」の場合、スマートフォンのSMS(ショートメッセージサービス)を使って認証します。入力した電話番号のスマートフォンに届いたSMSの認証コードを確認し、入力すればOKです。
認証が完了すると、氏名や生年月日の入力を求められます。表示内容は画像と異なる場合がありますが、求められた情報を入力すればOKです。

最後に、OpenAI社の利用規約とプライバシーポリシーを読み、問題なければ同意しましょう。

次のような画面が表示されれば、アカウント登録は完了です。

スマホからの始め方

スマホChatGPTを利用する場合、下記2つの方法があります。
- スマホ向けブラウザから利用する
- スマホアプリから利用する
ブラウザからの利用方法は、パソコンの場合と同様です。ここでは、スマホアプリ版の始め方を紹介します。
まずは、お使いのスマートフォン(iOS・Android)に合わせてChatGPTアプリをインストールしましょう。
ChatGPTアプリを起動すると、サインアップやログイン画面が表示されます。アカウント未登録ならサインアップ、登録済みならログインを行いましょう。
アカウント登録方法は、ブラウザ版と同様です。ChatGPTアプリでアカウントを登録する場合は、画面の指示に従い進めましょう。
サインアップ・ログインが完了すれば、ブラウザ版と同じようにChatGPTを利用できるようになります。
スマホアプリ版ChatGPTの特徴を詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。

ChatGPTの基本的な使い方

ChatGPTを使い始めたら、次は基本操作です。ここでは次のトピック別に、ChatGPTの基本的な使い方を紹介します。
なお、ここではブラウザ版の画像を掲載しています。スマホアプリ版だと表示内容が若干異なる場合がありますが、大まかな操作方法は基本的に同様です。
ログイン
ChatGPTのログイン状態は、一定期間が経過すると解除されます。画像のように表示される場合は「ログイン」をクリックし、登録したアカウントでログインしましょう。

ログインには、アカウント登録時と同じ方法での認証が必要です。たとえば、メールアドレスを用いてアカウントを登録した場合、メールアドレスとパスワードの入力を求められます。
プロンプトの入力・送信
ChatGPTとのやり取りは「プロンプト」と呼ばれる指示や問いかけの文章を通して行います。画像のように、入力欄にプロンプトを入力し、送信ボタンまたはEnterキーを押せばOKです。

すると、ChatGPTが指示や問いかけに応じた回答を出力してくれます。同じようにプロンプトを入力・送信すれば、それまでの回答内容を踏まえた会話のキャッチボールも可能です。

なお、プロンプトの入力中に下記のキーを押せば改行できます。Enterキーだけを押すとすぐに送信されるため、注意しましょう。
- Windows:Shiftキー + Enterキー
- Mac:Commandキー + Enterキー
ChatGPTのプロンプトとは何かを詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。

チャット履歴の管理
ChatGPTとのやり取りは「チャット」という単位で保持されます。過去のチャット履歴を管理したい場合は、画面左側のサイドバーを利用しましょう。やり取りの内容を再確認したい場合は、チャットを選択すればOKです。

各チャットの右側にある「・・・」をクリックすると、チャット名の変更やチャットの削除といったメニューが表示されます。表示されたメニューから、目的の操作を選択しましょう。

新しいチャットの作成
新しいテーマでやり取りを始めたい場合は、新しいチャットを作成しましょう。画面左上にある「新しいチャット」をクリックすればOKです。

注意点として、新しいチャットでは、それまでの会話内容は引き継がれません。なお、一部の情報は「メモリ機能」によって保持され、全チャットに適用される場合があります。
また、ChatGPTは同じチャットで何回もやり取りを繰り返すと、応答が遅くなりやすいです。回答の前提情報(文脈)として、それまでの会話内容を都度、読み込むため。
そのため「回答が遅いな」と感じたら、新しいチャットに切り替えると良いでしょう。
各種機能の活用
ChatGPTでは通常のやり取りのほかにも、さまざまな機能を活用できます。プロンプト入力欄の下部にある「ツール」から、目的の機能を選択しましょう。

活用できる主な機能は、下表のとおりです。新しい機能が追加されることもあります。
メニュー名 | 機能 |
---|---|
画像を作成する | 指示に沿って画像を生成する。 |
ウェブを検索する | Web上の情報をリアルタイムに検索したうえで回答する。 |
記述またはコーディング | 指示に沿ってプログラムのコードを生成する。 |
Deep Researchを実行する | 調査に特化した機能「Deep Research」を実行する。 |
熟考 | 通常よりも深く思考したうえで回答する。 |
なお、プランによって使える機能や回数制限が異なります。必要に応じてプランの変更も検討しましょう。ChatGPTでできることを詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。

ChatGPTの最新機能を詳しく知りたい人は、次の動画を参考にしてください。
利用設定
ChatGPTを自分好みにカスタマイズしたい場合は、利用設定を見直してみましょう。画面右上のアカウントアイコンをクリックして「設定」を選択すると、各種設定にアクセスできます。

画像のように、設定項目は多種多様です。目的の設定項目がないかチェックしてみてください。

なお、ChatGPTにプロンプトの内容を学習させない設定も可能です。設定方法は後ほど紹介します。
ChatGPTにおけるプロンプトの特徴を詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。

ChatGPTで日常を快適に!便利な使い方3選

ここからは、シーンや目的別にChatGPTの具体的な使い方を紹介します。まずは、日常を快適にする便利な3つの使い方を見ていきましょう。
なお、ChatGPTの活用におすすめのプロンプトを詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。

今日の献立やレシピを考えてもらう
ChatGPTは、冷蔵庫にある食材や食べたい料理のジャンルなどを教えれば、おすすめの献立やレシピを提案してくれます。冷蔵庫の余り物で作れる料理を考えてもらうプロンプトと、ChatGPTの回答例は次のとおりです。
冷蔵庫にある卵と豚肉とネギで簡単に作れる料理のレシピを提案して。包丁を使わない料理だと嬉しいな。

「包丁を使わない料理」というリクエストにも、しっかり応える回答を提案してくれました。毎日、3食分の献立を考えるのは大変な作業です。何を食べるか迷ったら、ChatGPTに献立やレシピを考えてもらいましょう。
人生相談にのってもらう
人生で岐路に立たされたときや悩み事があるときは、ChatGPTに相談してみましょう。キャリアの悩みを相談するプロンプトと、ChatGPTの回答例は次のとおりです。
製造業で働いて1年になるけど、自分にはあまり向いていないと感じている。このまま続けるべきか、それとも転職を視野に入れるべきか、客観的な視点でアドバイスがほしい。

整理すべきことや、転職を視野に入れるべきタイミングといったアドバイスをくれました。友人や家族には言いにくい悩みでも、匿名で気軽に相談できます。1人で抱え込まず、ChatGPTへ相談してみましょう。
学習を手伝ってもらう
ChatGPTは、外国語やプログラミングなどの学習も手伝ってくれます。英単語の意味を聞いたり、コードの書き方を教えてもらったりと、使い道はさまざまです。
プログラミング用語の意味を教えてもらうプロンプトと、ChatGPTの回答例は次のとおりです。
Pythonの変数って何?

「変数」の意味を、具体的なコードを交えて解説してくれました。ジャンルによって回答の精度は変わってきますが、ちょっとした疑問をその場で解決したいときに便利です。
ChatGPTでビジネスを効率化!上手な使い方6選

ChatGPTはビジネスシーンでも幅広く活用されています。ここではビジネスを効率化するChatGPTの上手な使い方を、6つ紹介します。
なお、上記も含めChatGPTで業務効率化する方法を詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。

顧客からの問い合わせに応答してもらう
顧客への問合せ対応は、とても神経を使う業務の1つです。大きな不満を抱えて問合せをしているケースも多く、1つでも対応を間違えれば、火に油を注ぐ結果となってしまいがちです。
顧客からの問合せに対する返答を考えるために、大きな時間を割いているという人も少なくないでしょう。ChatGPTであれば、顧客からの問い合わせに対する回答を瞬時に考えてくれます。

具体的な解決策も提示しつつも、顧客に対する謝罪や挨拶も含まれています。この回答であれば、顧客も満足するはずです。
メールの文章を作成してもらう
ChatGPTは、ビジネスシーンに合わせた文章の作成にも活用できます。お詫びメールの文面を作成してもらうプロンプトと、ChatGPTの回答例は次のとおりです。
取引先に納期の延期をお詫びするメール本文を作成してください。

ChatGPTが出力した文面をベースに、自分の業務内容や状況に合わせて調整すれば、短時間でメールが完成するでしょう。文章作成に時間がかかりがちな人は、有効活用してみてください。
データや資料を要約/分析してもらう
膨大なデータや長い会議資料を読み込むのは大変な作業です。こうしたデータや資料は、ChatGPTに要約/分析してもらいましょう。
売上データから傾向を読み解いてもらうプロンプトと、ChatGPTの回答例は次のとおりです。
下記の売上データ推移から、傾向を分析してください。
月 売上(万円)
2024年4月 120
2024年5月 115
2024年6月 100
2024年7月 90
2024年8月 85
2024年9月 80
2024年10月 95
2024年11月 105
2024年12月 130
2025年1月 110
2025年2月 100
2025年3月 90

全体的な傾向や季節ごとの傾向などを分析してくれました。
また、総務省が公表した令和3年版情報通信白書を要約してみましょう。PDF版で454ページと、情報通信白書の文量は非常に多いもののChatGPTを活用すれば、内容の大枠は短時間で把握できます。

要約や分析はChatGPTが得意とするタスクです。複雑なデータや読みにくい資料に直面したときは、ChatGPTにほぐしてもらいましょう。
社員用のFAQツールとして活用する
企業が大きくなればなるほど、社員からの質問も増加します。業務時間中の大半が社員からの質問に対応しているという人もいるほどです。
そのような時はChatGPTを社員用のFAQツールとして活用しましょう。

ChatGPTに会社の就業規則やルールなどを学習させれば、より高い精度で社員からの質問に回答してくれるようになります。
スケジュールを立ててもらう
ChatGPTはスケジュール作成にも利用できます。
急に仕事でプロジェクトリーダーを依頼されても、どのようなスケジュールを立てればよいか困ってしまいますよね。ChatGPTを活用すれば、一瞬で最適なスケジュールを考えてくれます。
3ヶ月でWebアプリケーションを開発するスケジュールを、ChatGPTに考えてもらいましょう。

指定した条件のとおり3ヶ月にわたる開発スケジュールを作成してくれました。これをベースに詳細なスケジュールを作成すれば、プロジェクトの成功は間違いないでしょう。
企画のアイデアを出してもらう
企画の立案時には、さまざまな角度からの案が必要です。そのようなときは、ChatGPTにアイデアを出してもらいましょう。
キャンペーンのアイデアを考えてもらうプロンプトと、ChatGPTの回答例は次のとおりです。
30代の男女をターゲットにした、『週末を豊かにする』キャンペーンアイデアを3つ提案してください。

狙いや具体的な施策例を含めたアイデアを3つ提案してくれました。ChatGPTは、とにかく多数のアイデアがほしいときに便利です。幅広い選択肢のなかから最適な企画を練りたい場合に有効活用しましょう。
なお、上記を踏まえChatGPTがビジネスでどのように使われているのか、その活用例をより詳しく知りたい人は次の記事を参考にしてください。

ChatGPTの面白い使い方9選

ChatGPTは、日常やビジネスを便利にするだけでなく、楽しさをもたらすユニークな使い方もできます。ここからは、ChatGPTの面白い使い方を9つ紹介します。
完結した物語の続きを書いてもらう
「もしこの物語に続きがあったら…」と想像した経験は多くの人にあるでしょう。ChatGPTを使えば、誰も読んだことのない物語の続きを創作してくれます。
童話「桃太郎」の続きを書いてもらうプロンプトと、ChatGPTの回答例は次のとおりです。
桃太郎が鬼退治に成功した後の続きの物語をつくって。

ChatGPTが創作した物語では、新キャラクターと第二の旅に出る桃太郎の姿が描かれています。想像力をかき立てるストーリー展開に期待が高まります。
クイズやゲームの相手になってもらう
ChatGPTは、あなたの遊び相手としても優秀です。暇つぶしにぴったりなクイズを出してもらったり、簡単なゲームの対戦相手になってもらったりもできます。
ここでは、ChatGPTと楽しめる「数字当てゲーム」のプロンプトと、実際のやり取り例を紹介します。
数字当てゲームをしましょう!準備ができたら「OK」とだけ返答してください。
## ルール
1. あなたは「1〜10」の中から好きな数字を1つ思い浮かべてください。
2. 私は1つずつ数字を予想します。
3. その都度、あなたは「正解です!」「もっと大きいです!」「もっと小さいです!」のいずれかで答えてください。正解の場合、トータルの予想回数も出力してください。
4. 3回以内で正解できたら私の勝ちです。

ゲームを楽しむためには、あらかじめルールをはっきり伝えましょう。ChatGPTはルールの内容を理解し、あなたの頼れるゲームマスターになってくれます。ちょっとした空き時間に、気軽に試してみてください。
特定の人物になりきって会話してもらう
ChatGPTは文脈を読み取る能力が高く、特定の人物になりきって会話することも可能です。歴史上の偉人や好きなキャラクター、特別なシチュエーションに登場する架空の人物など、さまざまな相手との仮想会話を楽しめます。
ここでは、ChatGPTに「由緒ある財閥の執事」になりきってもらうプロンプトと、実際のやり取り例を紹介します。
あなたは由緒ある財閥の御曹司に仕える執事です。礼儀正しく忠実な口調で、私の質問や相談に応えてください。

このように、具体的な人物像や期待する口調などを伝えることで、ChatGPTはその人物になりきってくれます。普段は体験できない、特別な対話を楽しんでみてください。
「しりとり」の相手になってもらう
ChatGPTは「しりとり」の相手もしてくれます。
時間をもてあましている人、あるいはしりとりを極めたい人はChatGPTとしりとりをすれば、叶えられるかもしれません。ChatGPTの豊富な語彙力により、あなたの「しりとり力」もレベルアップすることでしょう。

途中までは順調にしりとりができているようにみえますね。しかし回答1では「ご」で終わる言葉をリクエストしていたり、回答4では、ヒントを求めたのになぜか「一期一会」というヒント?を提示しているのがわかります。
実際に、TwitterではしりとりでAIに勝利する人も見られました。
一見簡単にみえるしりとりのルールですが、AIにとってはかなり難しいことといえそうです。いずれにしても、良い勝負ができそうですね。
未来を予測してもらう
気になる未来があればChatGPTに予測してもらいましょう。
ChatGPTは膨大な学習データをもとに、未来を予測してくれます。100年後に地球温暖化がどうなっているのかを予測してもらった結果は次のとおりです。

100年後の未来は誰にもわかりませんが、温暖化の進行や極端な気象現象などは、現在もその兆候がみえはじめています。また、生物多様性の喪失については、WWF(公益財団法人世界自然保護基金)などさまざまな団体が警鐘をならしています。
そのため、事実であるかの判断は難しいですが、十分に現実味がある回答といえそうです。
クイズを作ってもらう
学校や会社のイベントなどでクイズを作らなければならないときも、ChatGPTを活用しましょう。ChatGPTを使えば、瞬時にテーマに沿ったクイズを作成してくれますよ。
「侍」にちなんだクイズをつくってもらった結果は次のとおりです。

一瞬回答に迷ってしまうような面白いクイズを作ってくれました。ChatGPTを使えば、クイズ集も簡単に作成できそうですね。
デートプランを考えてもらう
ChatGPTはデートプランの作成にも利用できます。
デートプランを考えるのは楽しい反面、どうすれば相手が満足してくれるか悩みがちですよね。そのような時もChatGPTに相談すれば、すぐにデートプランを考えてくれますよ。
相手は20代女性、場所は表参道でのデートプランを考えてもらった結果は、次のとおりです。

表参道ヒルズでのショッピングからはじまり、ランチやギャラリーを楽しんだあと、最後に夜景でデートを終えるという理想的なデートプランではないでしょうか。
ChatGPTを活用すればモテ期が到来するかもしれません。
作詞してもらう
歌の作詞も、ChatGPTが得意とする作業です。
ChatGPTに侍エンジニアの校歌を考えてもらった結果は次のとおりです。

技術や知識を学び将来を切り拓くというプログラミングスクールとしての目標を上手く表現している歌ですね。
初心者がChatGPTを使いこなす3つのコツ

ChatGPTから高精度な回答を得るためには、いくつかのポイントをおさえることが重要です。
そこでここからは初心者がChatGPTを使いこなすコツを、3つにまとめて紹介します。
明確な指示を与える

ChatGPTを使いこなすためには、明確なわかりやすい指示を与えましょう。
たとえば「渋谷でおすすめのランチは?」という質問はあいまいです。それよりも「渋谷で1,000円以内・野菜多め・1人でも入りやすいランチを教えて」といった具体的な質問のほうが、回答の精度は高まります。
あいまいな指示では、返ってくる答えも同じように曖昧になりがちです。ChatGPTに質問するときは、どうすればChatGPTが理解しやすい質問になるかを考えると良いでしょう。
前提条件や出力形式を指定する

ChatGPTから求める回答を引き出すためには、前提条件や出力形式を指定するのが効果的です。
概要 | 具体例 | |
---|---|---|
前提条件 | ChatGPTがタスクを処理するにあたって前提とすべき制約や背景 | ・あなたは中学校の先生です。 ・予算10万円に収めてください。 ・ターゲットは40代の男性です。 |
出力形式 | ChatGPTが出力すべき情報やフォーマット、表現方法 | ・3つの解決策を出力してください。 ・箇条書きで出力してください。 ・200文字以内で回答してください。 |
前提条件や出力形式を指定すると、ChatGPTの処理・出力が自分の意図とマッチしやすくなります。何が前提となるのか、どのような出力を求めているのかを考え、ChatGPTにも伝えることがポイントです。
対話を通して回答を洗練させる

たった一度の指示だけで、ChatGPTから完璧な回答を得ることは容易ではありません。ChatGPTとの対話を通して回答を洗練させていけばOKです。
たとえば、提案してもらった新規事業のアイデアがイメージとずれていたとします。その場合は「もっと環境に優しいアイデアはある?」「Z世代に刺さる企画に絞ってほしい」など、追加の指示を与えてみましょう。
最初の回答をベースに、具体的な要望や修正点を伝えていくのがポイントです。ChatGPTとのやり取りを重ねることで、あなたのイメージと実際の回答が徐々に近づいていくでしょう。
上記を含め、ChatGPTといった生成AIから理想的な回答を引き出すコツをより詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。

ChatGPTを使う際の注意点

ChatGPTは便利なツールですが、使用時はいくつか気をつけるべき点があります。ここからは、ChatGPTを使う際の注意点を、3つにまとめて紹介します。
情報が正しいとは限らない

ChatGPTの回答は、必ずしも常に正しいとは限りません。ChatGPTの学習データに誤情報が含まれているなどの理由から、事実とは異なる情報を出力してしまうケースが少なからずあります。
ChatGPTの回答を鵜呑みにすると、誤った情報を信じてしまうリスクがあります。そのため、ChatGPTの回答を使うときには事実確認を行い、必要に応じて手直しを行うようにしましょう。
情報漏えいのリスクがある

ChatGPTのプロンプトに重要な情報を含めると、漏えいにつながるリスクがあります。ChatGPTとの対話内容は、ChatGPT自身の学習データに利用されるケースがあるためです。
つまり、自分がChatGPTと対話した内容が、第三者の回答に反映されることもありえます。そのため、不用意に重要な情報を送らないように注意しましょう。
なお、自分が送るプロンプトをChatGPTの学習に利用させない設定も可能です。情報漏えいのリスクをできる限り減らしたい人は、次の2ステップで設定を変更しておくと良いでしょう。
- ChatGPT画面右上にあるアカウントのアイコンをクリックし「設定」を選択する。
- 「データ コントロール」を選択し「すべての人のためにモデルを改善する」の設定をオフにする。
著作権侵害のリスクがある

ChatGPTの生成物を確認せず安易に使用すると、著作権侵害で訴訟に発展するリスクがあります。
ChatGPTの主な学習データは、Web上で公開されている膨大なデータです。それらの中には、書籍や楽曲といった著作物も多く含まれます。そして、元の著作物に酷似した回答が出力されることもゼロではありません。
個人的に使うだけなら大きな問題はないでしょう。しかし、公開や販売を視野に入れる場合は、著作権に触れていないかのチェックが不可欠です。
ChatGPTといった生成AI活用時の著作権についてより詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。

より効果的にChatGPTを使うなら

ChatGPTは、さまざまな場面で生産性向上を加速させる強力なツールです。特に、ビジネスで業務改善の武器として活用したいと考えている人は多いでしょう。
ビジネスでより効果的にChatGPTを使うためには、次のスキルを身につけることがおすすめです。
- ChatGPTから理想の回答を引き出す「プロンプトエンジニアリング」
- ChatGPTとの連携や業務効率化を可能にする「プログラミングスキル」
たとえばChatGPTで作業内容を整理し、その内容をもとにPythonで自動化プログラムを開発する、といった使い方も可能です。ChatGPTとプログラミングの掛け合わせは、さらなる業務効率化の可能性をもたらします。
しかし、生成AIやプログラミングの知識が少ない状態から独学するのは、ハードルが高く感じられるかもしれません。そのような人におすすめなのが、侍エンジニアの「業務改善AI活用コース」です。
業務改善AI活用コースでは、応用的なChatGPT活用法とPythonのプログラミングスキルをまとめて学べます。現役エンジニアと学習コーチが手厚くサポートしてくれるため、未経験・初心者の人でも安心です。
ChatGPTをより高度に活用したい人、プログラミングを組み合わせてさらなる業務改善につなげたい人は、ぜひ業務改善AI活用コースの受講をご検討ください。
まとめ
今回は、ChatGPTの始め方や使い方を紹介しました。
ChatGPTはビジネス・プライベートを問わず、幅広く役立つツールです。しかし、ChatGPTを使いこなすためには、さまざまな使い方やコツ、注意点を知っておくことが重要となります。
より高度にChatGPTを利用したい場合は、プロンプトエンジニアリングやプログラミングスキルの習得がおすすめです。今回の内容を参考に、ぜひChatGPTを有効活用してみてください。
Twitterより引用