無料版Difyと有料プランの違い!できることや使い勝手を徹底比較

Difyの無料版と有料プランって何が違うの?
有料プランにすると、何が変わるんだろう…

無料版のDifyを利用している人のなかには、有料プランがどのようなものなのか、気になっている人も多いですよね。

また、有料プランの内容を確認してから、課金すべきかを決めたい人もいるはず。

そこで本記事では8つの観点で、無料版Difyと有料プランの違いを解説します。無料版と有料プランのどちらを活用すべきなのか、といった疑問にもお答えするので、ぜひ参考にしてください。

この記事の要約
  • Difyは無料版でも使えるがビジネス利用には有料プランが最適
  • Difyの有料プランは複数人で利用でき本番でも止まりにくい
  • Difyはプログラミング知識がなくてもノーコードでAIアプリを開発できる

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目次

Difyの有料プランは無料版よりできることが多い 

結論、Difyの有料プランは無料版に比べ、できることが多いです。

スクロールできます
観点共同運用利用枠ストレージログAPI制限
無料
(Sandbox)
メンバー1人メッセージ200(合計)50MB30日Dify API:5,000/月
有料
(Professional/Team)
複数人
(Professional 3人/Team 50人)
月5,000 / 月10,0005GB / 20GB無制限Dify API:制限なし

※ 無料(Sandbox)と有料(Professional/Team)の()内には、それぞれのプラン名を記載しています。

無料版(Sandbox)でも試作は可能ですが、メンバー1人・メッセージ200・ストレージ50MB・ログ30日・Dify API月5,000など上限が小さく、できることが「お試し利用」に寄りやすいです。

一方、有料プラン(Professional/Team)にすると、複数人で共同利用できるようになります。アプリ数やメッセージ数、ストレージ容量も大きく拡張されます。ログは無制限になり、過去のやり取りを見ながら改善しやすい点も有料プランにする利点です。

さらにDify APIの制限が外れるため、Webサービスに組み込む活用まで実現できます。

Difyの無料版と有料プランの違い

ここからは次のトピック別に、Difyの無料版と有料プランの違いを解説します。

無料版と有料プランの違いを一覧で知りたい人は、次の一覧表を参考にしてください。

スクロールできます
トピック無料版(Sandbox)有料(Professional)
できること主要機能の試作は可能同左
(さらに継続運用しやすい)
共同利用の可否不可可(3人~)
1日の利用上限200メッセージが上限5,000~/月
メッセージ数の上限200(合計)5,000~/月
ストレージの容量50MB5GB~
APIの活用制限Dify API:5,000/月Dify API:制限なし
使い勝手すぐ試せるが、枠が小さく継続利用は
詰まりやすい/ログは30日
継続利用しやすい枠
/ログ無制限
セキュリティクラウド利用
(データ保存先・規約に従う)
クラウド利用(同左)

できること

Difyの無料版と有料プランは「作れる規模」と「運用まで含めた対応範囲」の点で、できることが異なります。

無料版でも主要機能である「チャットボット」「業務フロー」「RAG(資料を読み込ませて回答)」まで試作できます。社内デモやPoC、稟議資料づくりなど、個人業務の効率化が目的の人におすすめです。

その理由は機能そのものは触れる一方で、アプリ数(5)・ナレッジ件数(50)・保存容量(50MB)が小さく、複数案件を同時に回す運用には向きにくいためです。

用途が広がると、権限やログ確認、API連携まで必要になります。継続運用なら有料プランで枠を増やすか、運用体制があるならセルフホストで上限を自社サーバー側に移す方法もあります。

共同利用の可否

Difyで共同利用を行う場合には、有料プランの利用が必要になります。

無料版はチームメンバーが1人なので、アプリの編集やナレッジ更新、障害時の調査を複数人で分担できません。

対して有料プランのProfessionalは3人Teamは50人まで参加でき、運用担当・監修担当・管理者を分けやすくなります。

アカウント共有を利用する方法もありますが、ログが誰の操作かを追いにくく、退職時や端末紛失時のリスクが上がります。レビュー担当を置いて更新を止めるなど、運用ルールを作りたい人は有料が現実的です。

結果として引き継ぎが楽になり、改善の速度も落ちにくくなります。社内利用でも差が出ます。

1日の利用上限

無料版と有料プランは「利用枠の大きさ」の点で、1日に安定して使える回数が異なります。

また、Difyの「1日上限」は固定値ではなく、次の3つで総合的に決まります。

  • 月間のメッセージクレジット
  • ナレッジリクエスト/分
  • APIレートリミット

有料プランのProfessionalは5,000メッセージ/月なので、30日運用なら日割りで約166回が目安です。有料プランのTeamは10,000/月で約333回になります。対して、無料版は200クレジットなので約6回/日です。

さらにナレッジ呼び出しは無料版が10回/分、有料プランのProfessionalが100回/分、有料プランのTeamが1,000回/分です。

問い合わせなどが特定の時間に集中する運用の場合は、分あたりの上限を確認する必要があります。

メッセージ数の上限

無料版は200クレジットが上限、有料プランはProfessionalが5,000/月Teamは10,000/月が上限となります。

無料版の200クレジット(OpenAI呼び出し枠)は、初回検証には足りますが、継続利用には向きません。

対して有料プランのProfessionalは5,000/月、Teamは10,000/月と月次枠が付くため、日次の利用がある業務でも回しやすくなります。

注意点は、クレジットが減るタイミングは「1メッセージ=1回」と単純ではない点です。

たとえば、回答を作る途中で複数回モデルを呼び出す設定にしていると、1回のやり取りでもクレジットの消費が増えます。

さらに、利用するモデルや設定(長文の回答など)によって消費量が変わります。

実際の業務手順で10〜20回ほど試し、1回あたりの消費を確認してから、外部公開など利用が増えるケースは余裕を持って見積もってください。

ストレージの容量

無料版と有料プランは「ナレッジに保存できる容量」と「登録できるドキュメント数」の点でストレージの使い勝手が異なります。

無料版はナレッジの保存容量が50MB登録できるドキュメント数も50件なので、PDFや手順書を数本入れると埋まりやすいです。

有料プランはProfessionalが5GB・500件Teamは20GB・1,000件まで増えるため、部署単位の資料や更新頻度が高い文書も載せやすくなります。

RAG(※1)を使うほどストレージ上限が重要になります。容量が足りないと、古い資料を消す運用になり回答精度が落ちるためです。セルフホスト(※2)ならサーバー容量を増やせば枠も増えます。

※1:RAG(Retrieval Augmented Generation)は、事前学習済みの生成AI(例えばGPTなど)に外部データを組み合わせることで、より正確で文脈に沿った回答を生成する技術

※2:Difyセルフホストとは、AIアプリ開発プラットフォームDifyのソースコードを自社のサーバー(オンプレミス環境やクラウド)にインストールして運用する形式

APIの活用制限

無料版と有料プランは「Dify APIを呼び出せる回数(上限)」の点で、外部連携のしやすさが異なります。

無料版ではDify APIの上限が月5,000のため「まずは動くか確かめる」段階の連携なら利用に耐えます。たとえば、社内の問い合わせフォームからDifyに1日100回呼び出す運用なら、30日で3,000回なので枠内です。

しかしWebサービスのチャットへの導線や業務システムの検索ボタンなど、利用が日常化して呼び出し回数が増える設計では上限に当たりやすくなります。1日200回なら月6,000回、1日500回なら月15,000回なので、無料枠では継続運用が難しくなります。

一方、有料プランのProfessional/TeamはDify APIのレート制限が外れるため、社内ツールやWebサービスに組み込みやすくなります。具体的には、次の運用でも設計が組みやすいです。

  • 社内ポータルに「社内FAQチャット」を埋め込む
  • 問い合わせ管理システムから要約・分類を自動実行する
  • 業務フローの一部としてAPIを定期的に呼ぶ

上限を気にして呼び出し回数を抑える必要が減り、改善サイクルも回しやすくなります。

外部システム連携まで見据えるなら、API制限は先に確認したいポイントです。

使い勝手

無料版と有料プランは「枠を気にせず試行錯誤できるか」と「複数人で運用を回せるか」の点で、使い勝手が異なります。

Difyの無料版は登録後すぐ使えますが、メッセージ200・アプリ5・メンバー1・ログ30日などの上限が小さいです。そのため、検証が進むほど「枠を気にして試せない」「アプリを増やせない」「担当者しか触れない」といった不便が出やすいです。

結果として、改善のための試行回数が減り、運用が属人化しがちになります。

一方、有料プラン(Professional/Team)は月間メッセージ枠やストレージ、ログ保持が拡張されます。Dify APIの制限も外れるため「試す→直す→再検証する」サイクルを止めにくくなるのが利点です。

さらに複数人で共同利用できるため、アプリ作成・資料更新・レビュー・障害対応を分担でき、日常運用の手戻りが減ります。

無料版は短期の試作有料プランは継続して回すという前提で使い勝手が変わる、と理解しておくと判断しやすいです。

セキュリティ

無料版と有料プランのセキュリティは「無料=危険/有料=安全」という違いではなく、どんなデータをどこに置いて、誰が管理するかの点で差が出ます。

つまり、クラウドで使い続けるかセルフホストにするかで論点が変わります。

クラウドは環境の管理負担が小さく、セルフホストはデータ統制を強めやすいという違いです。

無料版も有料プラン(Professional/Team)もクラウド利用である点は同じなので、基本的にはDify側が用意する環境・規約に沿って利用します。

そのため、機密情報を扱う場合は「データの保存先」「利用規約」「アクセス権の管理」を先に確認しておきましょう。

一方、企業の要件として「社外クラウドに保存できない」「監査対応が必要」「取引先からセキュリティ資料の提出を求められる」といった条件がある人は、セルフホスト(自社環境にサーバーを設置)が現実的になります。

セルフホストならデータを自社環境に置けますが、OS更新やパッチ適用・バックアップ・アクセス制御まで運用責任が自社側に移る点に注意してください。

Difyの無料版にはない有料プランの機能 

Difyの無料版にはない有料プランの機能

ここからはDifyの無料版にはない、有料プランの機能を2つ解説します。

チームで使える

複数人で利用するなら有料プランの選択しかありません。Professionalは最大3人、Teamは最大50人まで同じワークスペースに参加でき、開発・運用・監修を分担できます。

無料版は参加できる人数が1人なので、その担当者が不在だと更新が止まりがちです。

共同運用では「ナレッジの更新頻度」「プロンプト変更の承認」「障害時の切り分け」が起きます。共有アカウントで回すと、操作の責任区分が曖昧になり、退職時の引き継ぎも重くなります。

属人化を避けたい人は、最低でもProfessionalを選び、更新担当・レビュー担当・緊急時の連絡先を決めて運用しましょう。

本番で止まりにくい

Dify無料版はメッセージ200に加え、ナレッジ呼び出し10回/分・Dify APIは月5,000までなので、利用が増えると制限に当たり運用が止まります。

本番で運用が止まりにくくするには「枠」と「ログ」が影響します。Professional/Teamはメッセージ枠が月5,000/10,000に増え、ナレッジ呼び出しも100/1,000回/分へ拡張されます。ストレージも50MB→5GB/20GBとなり、RAG更新も回しやすいです。

ログ履歴が無制限になるため、障害原因の特定や改善が進めやすくなります。社外公開や問い合わせ導線に入れる人は、有料前提で設計してください。

Difyには課金すべき?

Difyには課金すべき?

ビジネスに活用したい」という人は、Difyへの課金がおすすめです。

ここからは無料版・有料プランそれぞれがどんな人におすすめなのか解説します。

無料版はお試し利用におすすめ

無料版は「お試し利用」におすすめです。

具体的には、次の3つの用途をおすすめします。

  • 機能検証(ワークフローが自社業務に合うか)
  • デモ作成(社内説明・稟議の用途)
  • 小規模な個人開発

理由は、メッセージ200・アプリ5・メンバー1・保存50MBなど上限が明確で、短期間の検証ならコストゼロで完結するためです。

進め方としては、最初に「想定ユーザー数」と「1日あたりの会話回数」を仮置きし、枠に当たるタイミングを見積もります。外部LLMのAPIキーを使う場合、その利用料は別途発生します。

2週間ほど試して、枠の消費が早いなら早めに有料へ進みましょう。

有料プランはビジネス活用におすすめ

有料プランは「ビジネス活用」におすすめです。

具体的には、次の3つの用途をおすすめします。

  • 社内で日常的に使う(問い合わせ対応、社内ヘルプデスク)
  • 外部公開してユーザーに提供する
  • 複数人で改善と運用を回す

理由は、Professional/Teamはメッセージ枠が月5,000/10,000に増え、座席も3/50・ストレージも5GB/20GBへ拡張されるためです。Dify APIのレート制限が外れ、ログ履歴も無制限になります。

結果として、障害調査と改善が止まりにくいです。

Difyの始め方【無料・有料別】 

Difyの始め方【無料・有料別】

ここからは、Difyの始め方を無料版・有料プラン別に解説します。

無料版の利用手順

Dify
出典:Dify

無料版は以下の3ステップで始めます。

  • クラウド版にサインアップしてワークスペースを作成
  • Model Providerで、DifyのSystem Providerを選ぶか、OpenAIなど外部LLMのAPIキーを登録
  • テンプレートからチャット/ワークフローを作る

ブラウザで「dify」と検索し、公式サイトを開きます。サインアップ後、ワークスペースを作成してください。次にModel Providerで利用モデルを選び、外部LLMを使う人はAPIキーを登録します。

最後にテンプレからチャット/ワークフローを作り、テスト入力を10件ほど流して消費クレジットと回答品質を記録しましょう。最初は「1つの業務・1つの資料」に絞ると、消費クレジットと回答品質の関係が見えます。

有料プランへの切り替え方法

Dify
出典:Dify

有料へ切り替える時は、次の3つの順で進めます。

  • 管理画面のプラン/請求(Billing)からProfessionalまたはTeamを選び、決済
  • メンバーを招待し、役割分担(更新担当・レビュー担当・管理担当)を決める
  • 外部公開する場合は、APIの呼び出し元(バックエンド)とログ確認手順を決める

ブラウザでDifyにログインし、画面のBilling/Plan(料金・プラン)へ移動します。ProfessionalまたはTeamを選び、決済情報を登録してください。

切り替え後は既存アプリがそのまま動くので、同じテスト入力を流して差分を確認します。続けてメンバー招待と役割(作成・レビュー・運用)を決め、ログ確認手順と障害時の連絡先も用意しておくと安心です。

Difyを利用する際によく抱く疑問

最後にDifyを利用する際によく抱く疑問へ、まとめて回答します。

安く利用する方法はある?

Difyを安く使う方法はあります。ポイントは「Difyの利用料」と「外部LLMの利用料(API料金)」を分けて考えることです。

たとえば、まず無料版でアプリを作り社内で10〜20回テストして「どの操作でクレジットが減るか」を確認します。

そのうえで、毎回長文で回答させる設定をやめて要点だけ返すようにしたり、ナレッジ(RAG)に入れる資料を必要分に絞ったりすると、API呼び出し回数やトークン量が減りやすくなります。

次に、利用シーン別にコストを抑える方法を説明します。社内で少人数が使うだけなら、最初は無料版で検証し、月間の利用回数が増えた時点でProfessionalへ切り替えると無駄が出にくいです。クラウドにデータを置けない人はセルフホストも選べますが、サーバー費と保守工数が別途必要になります。

月額を下げたい人は「サブスク費を減らす」のか、「API料金を減らす」のかを先に決め、テスト結果に基づいて改善してみてください。

有料プランにトライアル期間はある?

有料プランに「14日間無料」などのトライアル期間はありません。まずはサインアップでもらえる200回分のOpenAIコール(無料トライアル)で試します。クレカ不要なので、チャット/ワークフロー/RAGの試作はここで確認可能です。

共同利用や月間枠、API制限解除が必要になった時点でProfessional/Teamへアップグレードし、切り替え日から課金が始まる点を押さえてください。

プログラミングの知識がないと活用は難しい?

基本的な活用は、プログラミング知識がなくても可能です。

ノーコードで「社内FAQチャット」「規程検索(RAG)」「議事録の要約」などを作り、画面上でプロンプトや変数・ナレッジ(PDF/Word)を設定してWebアプリとして公開できます。

なぜなら画面操作だけで、試作から改善までを回せるためです。

一方、次のように「既存の仕組みに組み込む」場面では、最低限の知識が必要になります。

  • 自社サイトの問い合わせ画面にDifyのチャットを埋め込む
  • SlackやTeamsと連携して社内から呼び出す
  • CRMの問い合わせ内容をAPIで取り込み、要約や分類を自動化する

またセルフホストで運用する場合は、Dockerでの起動・更新作業・バックアップ・アクセス制御などのサーバー管理も発生します。この場合にはエンジニアに協力してもらうか、有料プランでログ確認やAPI運用を整え、止まりにくい形にしておくと運用が回りやすくなります。

まとめ

Difyは無料版でも試作できますが、ビジネス利用には有料プランが向きます。

無料版では「できること」は一通り試せる一方、共同利用の可否・メッセージ数・ストレージ・API上限・ログ期間などが明確に制限されます。しかし有料プランでは、枠が増えてチームで回しやすくなり、本番で止まりにくい運用を組み立てられます。

まずは無料で1つアプリを作り、1日の利用回数と必要なメンバー数、扱うデータの要件を整理してみてください。足りない点が見えたら、有料版であるProfessional/Teamへの切り替えかセルフホストを選ぶと無駄がありません。

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この記事を書いた人

【プロフィール】
関西の家電メーカーにてブルーレイレコーダーや電動アシストカートの開発を経験。地元の鳥取県に帰省後は、Webアプリケーションの開発に従事。組み込み系からWeb開発まで、幅広いソフトウェア開発経験を活かし、2022年よりWebライターとして活動中。侍エンジニアブログでは、PythonやWeb開発分野の記事執筆を担当。読者の悩みや知りたいことを汲み取った構成を意識しながら執筆しています。
【専門分野】
IT/Web開発/組み込み開発/AI/ロボット開発
【保有資格】
基本情報技術者試験
【SNS】
X(旧:Twitter)

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