Soraとは?ChatGPTの開発元が手掛けた動画生成AIの特徴まとめ
Soraってどんな生成AI?
動画が作れるみたいだけど、どんなのができるの?
昨今は「ChatGPT」などのテキスト生成AIだけでなく、動画生成AIも徐々に注目度が増しています。そのなかでも注目されているのが、ChatGPTの開発元が作った「Sora」です。
しかし、実際にSoraがどんな生成AIなのか、イメージが湧かない人もいるはず。
そこで本記事では、動画生成AI・Soraの特徴を解説します。生成できる動画の種類や使い方も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
- SoraとはOpenAI社が提供する動画生成AI
- SoraはChatGPT有料プランの登録が前提
- 利用制限や法的リスクに注意して使おう
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ChatGPTで使える動画生成AI・Soraとは?
Sora(ソラ)とは、テキスト生成AI「ChatGPT」を提供するOpenAI社が生み出した動画生成AIです。テキストの指示に沿った動画を新たに生成したり、既存の画像や映像を独自の動画として再構成したりできます。
Soraに搭載されたAI(人工知能)は、膨大な画像や動画データを通して映像表現の構造を学習しています。そのため、実写風からアニメ風まで、人の手で制作したように自然な動画を生成可能です。
開発元が同じChatGPTのアカウントで利用でき、ChatGPT画面からでもアクセスできます。Soraは、これまで専門的な知識や高価な機材が必要だった動画制作の常識を大きく変える、革新的なツールとして注目を集めています。
Soraの利用にはChatGPT有料プランの登録が必要
Soraで動画を生成するには、ChatGPTの有料プラン「ChatGPT Plus」以上の登録が前提となります。動画の生成には高い処理負荷やコストがかかるためです。
2025年11月時点で、一部の環境では無料枠の範囲内でSoraの機能を試せる場合があります。ただし、OpenAI社は有料ユーザーを中心に提供を進めているため、継続的に無料で使える保証はありません。
OpenAI社は、過去にも画像生成AI「DALL·E」などを段階的に有料化してきた経緯があります。そのため、Soraも将来的には完全有料化されても不思議ではありません。
そのため現時点では、ChatGPT有料プラン以上の契約を前提に考えておくのが現実的でしょう。なお、無料プランでもSoraによる画像生成であれば利用可能です。
Soraで生成できる動画の種類

Soraで生成できる動画は、主に次の3種類です。
それぞれ詳しく解説します。
実写風
Soraを使えば、実際に機材で撮影したかのようにリアルな実写風動画を生成可能です。人物の自然な表情や動き、光の反射、影の揺らめきなどをリアルに再現できます。
たとえば次の動画は、女性が街を歩いているシーンを実写風に描いています。
動画を少し見ただけの人は、実写と勘違いするかもしれません。Soraは、このようにリアルな動画を生成できます。
ファンタジー
Soraは、ファンタジー系の動画生成にも対応しています。現実には存在しない風景やキャラクター、独創的な世界観を組み合わせ、非日常的な映像表現が可能です。
たとえば次の動画は、街全体が水没し、海洋生物が泳ぎ回る様子を描いています。
Soraを使えば、このように自分の想像を形にして楽しむこともできます。
シーンの続きを生成(動画補完)
Soraは、既存の画像・映像をもとにシーンの続きを自然につなぐことも可能です。AIが画像や映像の内容を理解し、前後の流れに違和感が出ないように動きを補完します。
たとえば、静止した猫の画像をSoraに入力すると、その猫が歩き出す動画を生成できます。AIが被写体の特徴や背景を正確に把握し、動きの変化を滑らかに再現するのです。
動画補完は、途切れた映像の修正や静止画のアニメ化、短い素材を長尺映像に拡張する場合など、幅広いシーンで役立ちます。
Soraの始め方3ステップ

ここからはSoraの始め方を、3つのステップにまとめて解説します。
- ステップ1:公式Webサイトへのアクセス
- ステップ2:アカウントの初期設定
- ステップ3:料金プランの選択
ただし、画像は2025年11月時点のものであり、変更される場合がある点に注意してください。
また、ChatGPTのアカウントはすでに持っていることを前提としています。ChatGPTのアカウントをこれから登録する人は、次の記事を参考にしてください。

ステップ1:公式Webサイトへのアクセス
まずは、Soraの公式Webサイトにアクセスしましょう。初めてSoraにアクセスする場合、アカウント情報の入力画面が表示されます。
なお、ChatGPTの画面内からSoraにアクセスする方法もありますが、後ほど紹介します。
ステップ2:アカウントの初期設定
次に、Soraで利用するアカウントの初期設定を行いましょう。SoraはOpenAI社が提供しているため、ChatGPTのアカウントと同じ情報を使えます。
ユーザー名の入力を求められますが、すでに持っているChatGPTアカウントのユーザー名を入力すればOKです。

次のように、Soraの新しいバージョン「Sora 2」を利用するかどうかを聞かれます。Sora 2の利用には招待コードが必要です。招待コードがあれば「Enter invite code」、なければ「Stay on old Sora」を選択しましょう。

次の画面が表示されたら「Explore Sora」をクリックしてください。

次のようなダッシュボードが表示されたら、Soraを使うための初期設定は完了です。

ステップ3:料金プランの選択
前述のとおり、Soraで動画を生成するためにはChatGPT有料プランへの登録が前提となります。動画を生成したい場合は、アカウントに適用する料金プランを選択しましょう。
画面右上のアカウントアイコンをクリックし「My plan」を選択してください。プランの設定画面で「Manage plan」をクリックすると、プラン選択画面を表示できます。

ChatGPT Plus以上の有料プランを適用すれば、動画を生成可能となります。無料プランを利用している人は、有料プランへの登録手続きが別途必要です。
なお、ChatGPT Plusのメリットについて詳しくは、次の記事を参考にしてください。

Soraの基本的な使い方

ここからはSoraの基本的な使い方を、2つにまとめて紹介します。
テキストからの動画生成
ダッシュボードの画面下部にある入力欄からテキストの指示を与えることで、手軽に動画を生成可能です。「Video」(動画)を選択したうえで入力欄にプロンプト(指示文)を入力・送信すれば、動画が生成されます。

なお、現時点のSoraはあまり日本語のプロンプトに強くありません。そのため、上記の例では「日当たりの良い窓辺で眠る猫」の動画を生成するためのプロンプトを英語で入力しています。
また、ChatGPT有料プラン未登録だと、次の画面が出て動画を生成できません。その場合は「Upgrade plan」から有料プランに登録しましょう。なお「Image」(画像)を選択すれば、無料プランでも画像生成が可能です。

指示した動画の生成が完了するまでには数分ほどかかります。しばらく待ちましょう。
生成が完了した動画や画像は「My media」から確認できます。これは画像を生成した例です。

画像からの動画生成
Soraでは、手元の画像をもとに動画を生成することも可能です。入力欄の左にある「+」をクリックし「Upload from device」を選択すれば、画像を指定できます。

画像を入力として与えると、Soraがその画像をベースにした動画を生成してくれます。動きをつけたい画像がある場合に活用してみましょう。
ChatGPTでSoraを使うには?
ChatGPTからSoraにアクセスして利用することも可能です。
ChatGPT画面左側にあるサイドバーを確認しましょう。有料プランに登録している場合、サイドバーに「Sora」というメニューが表示されます。これをクリックすれば、Soraのダッシュボードにアクセスできます。
ただし、ChatGPT無料プランの場合、サイドバーに「Sora」は表示されません。また、有料プランに加入していても、サイドバーに「Sora」が表示されないケースも一部で報告されています。
その場合は、Soraの公式Webサイトから直接アクセスしましょう。
Soraを使うときの注意点

ここからはSoraを使うときの注意点を、2つにまとめて解説します。
一定の利用制限がある
Soraの動画生成機能は、無制限に使えるわけではありません。有料プランのユーザーでも、生成できる動画の長さや解像度などには制限が設けられています。主なプランごとの利用制限を下表にまとめました。
| 要素 | 主なプランごとの利用制限 |
|---|---|
| 動画の長さ | ChatGPT Plus:最長10秒 ChatGPT Pro:最長20秒 |
| 解像度 | ChatGPT Plus:最大720p ChatGPT Pro:最大1080p |
| 同時生成可能数 | ChatGPT Plus:最大2件 ChatGPT Pro:最大5件 |
2025年11月時点の公式サイト情報にもとづき記載しています。
また、OpenAI社の利用規約に反する行為をした場合、アカウントが個別に利用制限を受けるケースもあります。意図せず規約違反にならないよう、あらかじめ利用規約をしっかり読んでおきましょう。
著作権侵害のリスクがある
AIが生成するコンテンツ全般にいえることですが、Soraの利用時にも著作権侵害のリスクには注意が必要です。
生成AIは、大量のデータから学習し、それらをもとにコンテンツを生成します。学習データに著作物が含まれている場合、生成された動画や画像が既存の作品と酷似するケースもゼロではありません。
有名な作品のキャラクターなどが動画に含まれていた場合、著作権を侵害するリスクは高くなります。商用利用を考えている場合は、とくに生成された動画の内容を慎重に確認しましょう。
Soraといった生成AIの著作権について詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。

Soraで動画生成する際によく抱く疑問
最後に、Soraで動画生成する際に多くの人が抱く疑問へまとめて回答します。
Soraが使えないときの対処法は?
Soraが使えない場合は、まずインターネット接続を確認しましょう。通信が不安定だと、動画生成の途中でエラーが発生するケースがあります。
また、ChatGPTの無料プランではSoraを利用できません。有料プラン(ChatGPT PlusまたはPro)に登録されているかも念のため確認してください。
それでも解決しない場合は、下記の方法を試してみましょう。
- しばらく時間を置いてから再アクセスする(混雑時はこれで解決)
- アカウントに利用制限がかかっていないか確認する
それでも改善しない場合は、公式サポートを確認するのが確実です。
Soraはスマホアプリでも使えるの?
Soraは公式スマホアプリも提供されています。利用している端末に合わせてアプリをインストールしましょう。
すでにブラウザ版Soraでアカウントを利用している場合は、同じアカウントでログインできます。スマートフォンからも手軽に動画を生成したい人は、アプリ版を活用すると便利です。
まとめ
今回は、OpenAI社が提供する動画生成AI・Soraについて基本から解説しました。
Soraは、テキストや画像をもとに自然な動画を生成できる便利なツールです。実写風やファンタジー調など、ニーズに合わせて幅広い動画を生成できます。
利用時は、プランごとの利用制限や利用規約を確認し、リスクも把握したうえで活用することが大切です。Soraを利用する際には、今回の内容をぜひ参考にしてください。



