AIブラウザとは?従来との違いやできること&特徴まとめ
AIブラウザってどんなツール?
最近よく聞くけれど、具体的にどんなことに使えるの?
生成AIによる業務効率化が広がるなか、Webサイトを扱う作業でもAI(人工知能)の活用が注目されています。その流れの中心にあるのが「AIブラウザ」です。
ただ、実際にAIブラウザが何なのか、イメージが湧かない人もいるはず。
そこでこの記事では、AIブラウザとは何かを基本から解説します。おすすめAIブラウザ7選や利用時の注意点も紹介するため、ぜひ参考にしてください。
- AIブラウザはAIがWeb閲覧を支援するブラウザ
- 多くが無料で、検索や要約などを効率化できる
- 利用時はセキュリティとAIの精度に注意
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AIブラウザとは

AIブラウザとは、AI(人工知能)の機能を追加した新しいタイプのブラウザです。従来のブラウザはWebページの閲覧に特化していましたが、AIブラウザは閲覧しながらAIの力を借りられます。
たとえば、閲覧しているWebページをAIに要約してもらったり、関連するWebページを自動で検索してもらったりできます。これまで手間のかかった作業をAIで効率化できるのが大きなメリットです。
なお、パソコンに標準搭載されているものを除き、AIブラウザは個別にインストールして使います。
無料利用できるものが多い
多くのAIブラウザは、基本機能を無料で提供しています。ダウンロードから日常的な検索まで、追加費用をかけずに始めることが可能です。
ただし、AIとのやり取りには運用コストが発生するため、使用量が多いと制限がかかる場合があります。無料プランで不便を感じる場合や、より高度な機能を利用したい場合は、有料プランの利用も検討しましょう。
従来のWebブラウザとの違い
従来のWebブラウザと同じように、AIブラウザでもWebページの検索や閲覧は行えます。大きな違いは、それらの作業をAIで効率化できる点です。
従来のWebブラウザでは、キーワードやURLを自分で入力・検索し、表示されたWebページ上の情報を手作業で収集する必要がありました。
しかしAIブラウザを使えば、AIが指示に沿って検索や情報の要約、抽出などを行ってくれます。そのため、自分で情報を探す時間を大幅に短縮できるのです。
なお、AI機能の組み込み方はブラウザによって異なります。ブラウザ自体にAIが組み込まれているタイプがあれば、外部のAIサービスと連携するタイプもあります。
AIブラウザでできること

AIブラウザでできることは、主に次の4つです。ただし、具体的に何ができるかはAIブラウザごとに変わってきます。
それぞれ詳しく解説します。
AIによる検索・提案
多くのAIブラウザに備わっている機能が、AIによる検索・提案です。AIに指示・質問すれば、特定の情報を探し出したり、該当するWebページを提案したりしてくれます。
たとえば、商品名や商品画像を与えて該当する商品ページを探すことも可能です。自分でWebサイトを巡回するよりも効率的に情報収集できます。
Webページの要約・質問
多くのAIブラウザでは、表示されたWebページに対する要約・質問が可能です。コンテンツの要点をまとめたり、疑問に回答したりしてくれます。
AIブラウザによっては、Webページ上の画像に対する質問にも対応しています。たとえば、閲覧中の商品画像と似た商品ページを探したい、といった場面で便利です。
短時間でコンテンツの内容を把握したいときや、新たな疑問を解決したいときに活用しましょう。
調査・分析の自動化
多くのAIブラウザでは、1つのWebページだけでなく、複数のWebページを横断した調査も可能です。複数のWebサイトを自分で訪問して行う調査を自動化でき、さらに分析まで行ってくれます。
たとえば「予算5万円以下の掃除機を比較して」と頼めば、複数のレビューサイトやECサイトを巡回し、価格や品質を調査してくれます。各製品の情報を比較表にまとめたり、全体的な傾向を分析したりすることも可能です。
さまざまな調査や情報収集に活用しましょう。
定型作業の自動実行
高機能なAIブラウザでは、情報の閲覧だけでなく、Web上で行う操作まで自動で実行可能です。頻繁に行う定型作業を自動化すれば、日常の負担を大幅に減らせます。
たとえば、ホテルの空室状況を調べて予約フォームに入力したり、調べたイベント情報をカレンダーアプリに登録したりできます。
AIブラウザによっては、ログインが必要なWebサイトでの操作や、Excelなどの外部アプリと連携した処理も可能です。日々のルーチンワークをAIに任せて時間を有効活用しましょう。
AIブラウザを比較する際のポイント

AIブラウザの種類は多く「どれを選べばよいかわからない」という人も多いですよね。そこで、ここからはAIブラウザを比較する際のポイントを、3つにまとめて解説します。
対応OS・端末
まずは、AIブラウザの対応OS・端末をチェックしましょう。パソコンのWindowsやmacOS、スマートフォンのAndroidやiOSなど、対応するOSや端末はAIブラウザによって異なります。
ただし、普段使っているパソコンやモバイル端末に対応していなければ、当然ながら利用できません。自身の利用環境に合わせて無理なく使えるAIブラウザを選んでください。
AIの得意分野
AIブラウザの得意分野をチェックしましょう。それぞれ異なるAI技術を利用している性質上、AIブラウザによって得意分野も違ってきます。
たとえば、ChatGPT内部のAI技術が使われている「ChatGPT Atlas」は、自然な文章での回答が得意です。いっぽう「Fellou」は、Webサイトを横断しての複雑なタスク自動化を得意としています。
自分が「AIに何を求めるか」を明確にしたうえで、それが得意なAIブラウザを選ぶのが合理的です。
料金体系
AIブラウザの料金体系もチェックしましょう。予算や見込める成果、かかるコストのバランスを考慮してAIブラウザを選ぶことが大切です。
前述のとおり、多くのAIブラウザは基本的に無料で利用できます。ただし、無料プランでは機能や利用回数に制限がかかるケースも少なくありません。
高度なAIモデル(タスクをAIに処理させる仕組み)の使用や、頻繁な質問のためには、有料プランへの加入が必要なものもあります。
とはいえ、高いコストをかけて機能や利用制限を拡張しても、利用頻度や目的によっては成果に見合わないでしょう。まずは無料プランで試し、物足りなく感じたら有料プランを検討するのがおすすめです。
主要なAIブラウザおすすめ7選
ここからは現在注目を集めている主要なAIブラウザを、厳選して7つ紹介します。
上記を含め、無料で使えるおすすめのAIブラウザをより詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。

Genspark AI Browser(基本無料)
| ブラウザ名 | Genspark AI Browser |
| 対応OS・端末 | パソコン(Windows/macOS) |
| 料金体系 | 基本無料(機能と利用制限の拡張は月額19.99ドル~) |
| 特徴 | ・AIモデルをローカル環境で実行可能 ・700以上のツールと連携するMCPストア ・広告ブロック機能 |
2025年11月時点の公式サイト情報をもとに記載しています。
「Genspark AI Browser」は、プライバシーと処理速度を重視した次世代のAIブラウザです。最大の特徴は、AIモデルをパソコン本体で動かす「オンデバイスFree AI」を搭載している点にあります。
Genspark AI Browserを導入すれば、インターネットに接続していない環境でもAI機能をスムーズに利用できます。検索履歴などのデータが外部に送信されないため安心です。
複数のWebページを横断して比較や分析を行う「スーパーエージェント」や、複雑なWeb操作を自動化する「Autopilotモード」もあります。700以上の外部ツールと連携できるため、業務効率化の強力な武器になるでしょう。
Genspark AI Browserの特徴をより詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。

Perplexity Comet(基本無料)
| ブラウザ名 | Perplexity Comet |
| 対応OS・端末 | パソコン(Windows/macOS)、モバイル(Android) |
| 料金体系 | 基本無料(機能と利用制限の拡張は月額5ドル~) |
| 特徴 | ・エージェント型検索 ・メール作成やスケジュール管理などのタスク自動化 |
2025年11月時点の公式サイト情報をもとに記載しています。
「Perplexity Comet」は、AI検索エンジンで知られるPerplexity AI社が開発したAIブラウザです。検索と並行してタスクを委任できる「エージェント型検索」を強みにしています。
たとえば、閲覧中のニュース記事を要約したり、買い物を代行したりすることが可能です。また、GmailやGoogleカレンダーなどのアプリと連携すれば、メール作成やスケジュール管理といったタスクも自動化できます。
検索エンジンにはPerplexityが採用されており、情報の根拠となるソース元を確認できるのも強みです。
Cometの特徴をより詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。

Microsoft Edge(完全無料)
| ブラウザ名 | Microsoft Edge |
| 対応OS・端末 | パソコン(Windows/macOS/Linux)、モバイル(Android/iOS) |
| 料金体系 | 完全無料(Microsoft 365を利用する場合は別途料金が発生) |
| 特徴 | ・Windows標準搭載の手軽さ ・AIアシスタント機能を内蔵 ・Microsoft 365アプリとのスムーズな連携 |
2025年11月時点の公式サイト情報をもとに記載しています。
Microsoft社のブラウザ「Microsoft Edge」は、AI機能を搭載して進化しました。Windowsパソコンに標準搭載されているほか、幅広いOS・端末でインストールできます。
AIアシスタント「Copilot」を搭載しているのが特徴です。Copilotを使ってWebページの要約や質問ができ、疑問をスムーズに解決できます。また、WordやExcelといったMicrosoft 365アプリと連携しやすいのも強みです。
さらにフィッシング詐欺を防ぐなどセキュリティ機能も充実しており、ビジネス・プライベートを問わず安心して使えるAIブラウザといえます。
ChatGPT Atlas(基本無料)
| ブラウザ名 | ChatGPT Atlas |
| 対応OS・端末 | パソコン(macOS) |
| 料金体系 | 基本無料(機能と利用制限の拡張は月額20ドル~) |
| 特徴 | ・どのWebページからでもChatGPTを利用可能 ・ユーザーに代わって操作を行うエージェント機能 ・過去の文脈を記憶する統合メモリ |
2025年11月時点の公式サイト情報をもとに記載しています。
「ChatGPT Atlas」は、OpenAI社が開発したAIブラウザです。生成AI「ChatGPT」がブラウザに内蔵されたイメージで、Web体験とAI活用をシームレスに統合します。
どのWebページからでもサイドバーでChatGPTを呼び出し、Webページの要約や比較、データ分析を手軽に行えます。エージェント機能を使えば、旅行予約など一連のタスクを自動化することも可能です。
また、ブラウザ独自のメモリ機能により、ユーザーの好みや過去の文脈を記憶して次の作業に活かせる点も魅力です。2025年11月時点ではmacOSのみの対応ですが、今後は各種OS・端末に対応するでしょう。
ChatGPT Atlasの特徴をより詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。

Fellou(基本無料)

| ブラウザ名 | Fellou |
| 対応OS・端末 | パソコン(Windows/macOS)、モバイル(iOS) |
| 料金体系 | 基本無料(機能と利用制限の拡張は月額19.9ドル~) |
| 特徴 | ・Webサイトを横断しての複雑なタスク自動化 ・閲覧履歴などを学習するAgentic Memory機能 ・デスクトップ作業も代行可能 |
2025年11月時点の公式サイト情報をもとに記載しています。
「Fellou」は、中国のBeijing Steam Memory Technology社が開発したAIブラウザです。Webページの「閲覧」だけでなく「行動」に特化しており、タスクの自動化を重視しています。
最大の特徴は、複数のWebサイトを横断しての複雑なタスクを自動化できる点です。ログインが必要な会員サイトなどでも、ユーザーに代わって操作を実行できます。
また、パソコン内のファイル操作権限を与えることで、Web上の情報をExcelにまとめるといったデスクトップ作業も代行可能です。日々のルーチンワークを削減したい人に向いています。
Arc(完全無料)

| ブラウザ名 | Arc |
| 対応OS・端末 | パソコン(Windows/macOS)、モバイル(Android/iOS) |
| 料金体系 | 完全無料 |
| 特徴 | ・デザイン性を追求 ・Web作業を見やすく支援するAI機能 |
2025年11月時点の公式サイト情報をもとに記載しています。
「Arc」は、アメリカのThe Browser Company社(現在はAtlassian社の傘下)が開発したAIブラウザです。デザイン性を追求しており、散らかりがちなWeb作業を整理整頓してくれます。
最大の特徴は、従来のブラウザとは大きく異なるUI(操作画面)です。タブはサイドバーにまとめて収納され、仕事・趣味・学習など、テーマごとに画面を丸ごと切り替えられます。
またArc Max機能を使えば、AIを活用したWeb作業の効率化が可能です。リンク内容の要約プレビューやタブ名の自動リネームなど、AIがさまざまな角度からサポートしてくれます。
ただし、現在は後継ブラウザ「Dia」への移行が進んでおり、新機能の追加は行われない見通しです。とはいえ、デザイン性を重視する人には今でも魅力的な選択肢でしょう。
Dia(基本無料)

| ブラウザ名 | Dia |
| 対応OS・端末 | パソコン(macOS) |
| 料金体系 | 完全無料(将来的に有料化の可能性あり) |
| 特徴 | ・Arc開発チームによる次世代プロダクト ・幅広い用途でAIを活用可能 ・プライバシーを重視した設計 |
2025年11月時点の公式サイト情報をもとに記載しています。
「Dia」は、前述したArcの後継となるAIブラウザです。幅広い用途に対応しており、あらゆるWebページでチャットを通してAIのサポートを受けられます。
たとえば、画像を指定してECサイトで商品ページを調べたり、Googleドキュメントなどの文章を直接チェックしたりできます。Webページの検索も、文章のコピーアンドペーストも、手作業で行う必要がありません。
また、プライバシー面での安心感が大きい点もDiaの魅力です。個人データを利用して収益化しないことを明言しており、AIが個人データを学習しないように設定することもできます。
2025年11月時点ではmacOSのみの対応ですが、今後は各種OS・端末に対応するでしょう。
Diaの特徴をより詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。

AIブラウザを使う際の注意点

ここからはAIブラウザを使う際の注意点を、2つにまとめて解説します。
セキュリティ上のリスクがある
AIブラウザには、セキュリティ上のリスクがある点に注意しましょう。具体的には、重要な情報を不用意に送信したことで、その情報が漏えいするリスクがあります。
外部のAIと連携するタイプのAIブラウザだと、あなたの指示や質問が離れたサーバーに送信されます。その内容がAIの学習に使われた場合、他者の回答に使われてしまうリスクもゼロではありません。
そのため、漏えいしたら困る情報の送信は避けるのが賢明です。リスクを下げたい場合は、ブラウザ自体にAI機能が内蔵されたタイプを使うか、AIに学習させない設定を施しましょう。
AIの回答を鵜呑みにしない
一般的な生成AIと同じように、AIブラウザの回答にも誤情報が含まれるケースがあります。特に最新のニュースや専門的な知識は、情報の正確性が保証されません。そのため、AIの回答を鵜呑みにしないようにしましょう。
AIは確率に基づいて文章を作成するため、事実とは異なる内容をもっともらしく回答してしまうことがあるのです。AIの回答をそのまま信じるのではなく、信頼できる情報源を確認するなど、自分で事実確認を行いましょう。
まとめ
今回は、AIブラウザとは何か、基本からお伝えしました。
AIブラウザは、AI機能を搭載した新しいタイプのブラウザです。Webページの閲覧だけでなく、検索・要約・調査・自動化などをAIが支援してくれます。
多くのAIブラウザは無料で利用でき、日常的なWeb作業を効率化できます。今回の内容を参考にAIブラウザを選び、ぜひ活用してみてください。




