Microsoft Copilotの使い方!料金プラン、始め方を解説

Copilotとは?
どうやって始めればいいの?
Copilotの料金は?

このような疑問があるのではないでしょうか。

Copilotは、Webのチャットから始めて、Word・Excel・PowerPoint・Outlook・TeamsなどのMicrosoft 365アプリ内でも使えるAIアシスタントです。

この記事では、Copilotについて以下の内容を解説します。

ぜひ最後までご覧ください。

目次

Copilotとは?

CopilotはMicrosoftが提供するAIアシスタントで、質問への回答、文章作成、要約、画像生成まで手早く行えます。

日常の調べ物から仕事の資料づくりまで幅広く支援が可能です。個人向けにはWebやモバイル、デスクトップで使える「Microsoft Copilot」があり、サインインすると履歴や追加機能を利用できます。

また、上位の「Copilot Pro」では混雑時の優先利用や上限拡大、実験的機能への早期アクセス、Word・Excel・PowerPoint・Outlook・OneNoteでの利用権が提供されます。

Copilotの料金プラン

Copilotの料金プランは主に次の3つです。

プラン料金
Microsoft Copilot無料
Copilot Pro月額3,200円
Copilot for Microsoft 365月額4,497円

※2025年9月時点

無料の「Microsoft Copilot」はWebやアプリで利用できます。

また、個人向けの有料「Copilot Pro」はWord、Excel、PowerPointなどでCopilot機能の使用が可能です。さらに、法人向けの「Microsoft 365 Copilot」は、組織のファイルやメールの文脈を踏まえて各アプリで使えます。

Copilotの始め方

Copilotの始め方

Copilotの始め方は主に以下の3つです。

1つずつ詳しく見ていきましょう。

CopilotをWebで利用する

まずブラウザでcopilot.microsoft.comにアクセスし、Microsoftアカウントでサインインします。

するとチャット画面が開き、質問、要約、文章作成、画像生成まで同じ画面で実行が可能です。

また、Edge右上のCopilotアイコンからサイドバーを開けば、見ているページを要約したり深掘りしたりできます。そのため、インストール不要で今すぐ使い始められ、学習や仕事の調べ物が効率化するでしょう。

必要に応じて、Edgeの設定でサイト文脈の参照を許可すると、ページ内容を踏まえた回答が得やすくなります。

CopilotをMicrosoft 365アプリ内から使う

Word、Excel、PowerPoint、Outlook、Teamsなどのアプリ内にある「Copilot」から利用します。

個人向けではCopilot Proに加え、Microsoft 365 Personal/Familyの契約があるとデスクトップ版アプリで使えます。また、法人向けのMicrosoft 365 Copilotは、職場や学校のアカウントでサインインすると、自分の権限の範囲でファイルやメールの内容を文脈にして回答が可能です。

そのため、社内文書の要約や下書きがスムーズになるでしょう。

Copilotをスマホで使う

スマホでは「Microsoft Copilot」アプリを利用すると、チャット、音声入力、画像生成まで1つのアプリで行えます。

また「Microsoft 365 Copilot」アプリを入れると、モバイル環境でもWordやExcelなどのファイル作成・編集とCopilot機能にまとめてアクセスが可能です。これにより外出先からでも効率的に作業できます。

いずれもApp StoreGoogle Playから無料で入手でき、地域によって提供状況が異なります。そのため、まず公式ページで対応OSや提供国を確認し、Microsoftアカウントでサインインして使い始めてください。

Microsoft 365アプリでのCopilotの具体的な使い方

Microsoft 365アプリでのCopilotの具体的な使い方

Microsoft 365アプリでのCopilotの具体的な使い方を以下の順で解説していきます。

1つずつ詳しく見ていきましょう。

Word

Wordでは、空白の文書にプロンプトを入れるだけで下書きを自動生成し、口調調整や追記リライトまで指示できます。

また、段落や表を選んで「ここを改善」などと伝えると、その範囲だけを整えられます。要約は文書の内容に合わせて生成され、対応環境では要約の詳しさ(簡潔/標準/詳細)の選択が可能です。

そのため、長い資料でも要点をすばやく把握し、初稿から仕上げまで効率よく進められます。なお、利用できる機能はサブスクリプションや提供環境に依存するため、まず公式サポートの手順と要件を確認してください。

Excel

Excelでは、表のパターンから数式列や行を自動生成し、単一セルの数式提案や「この数式を説明」の機能で意味の確認もできます。さらに、並べ替え・フィルター、グラフ、ピボットの作成支援まで実行が可能です。

また、外部ファイルやWebなどからのデータ取り込みにも対応し、前処理が楽になります。そのため、集計や可視化の初動を短時間で進められ、分析のたたき台づくりが加速するでしょう。

まずは公式ガイドと、数式生成/ピボット作成の手順を確認し、対象表の列名やデータ型を整えてから試すと安定して活用できます。なお、機能や表示はエディションや更新で変わるため、最新の案内を確認してください。

PowerPoint

PowerPointでは、プロンプトから新規プレゼンを生成でき、またWordなどのファイルを指定して「ファイルから作成」で下書きの自動作成が可能です。

作成後はスライドの追加や構成の見直し、要点の強調、テーマ調整に加えて、スピーカーノートの作成支援も指示できます。生成されたドラフトはOneDriveに保存されるため、共同編集や履歴管理がしやすく、後から再指示して内容を磨けます

なお、機能の提供状況は順次更新されるため、最新のサポート記事で対応環境と手順を確認してください。

Copilotでいますぐ使えるプロンプト例3選

Copilotでいますぐ使えるプロンプト例3選

Copilotでいますぐ使えるプロンプト例3選

1つずつ詳しく見ていきましょう。

Word:要件→ドラフト化

プロンプト例

「必須KW:〇〇。目的:新製品紹介。読者:初心者。分量:800字。構成:H2×3(特徴/使い方/価格)。禁止:誇大表現・曖昧表現。スタイル:数字は半角・専門語は括弧で簡単説明。出力:タイトル→導入150字→各見出し本文→結論→CTA。最後に“見出し候補3つ”と“改善提案3つ”、想定読者の疑問2つも添付」

このように目的読者分量構成制約参照範囲表記ルール出力形式まで一度に指定してください。

そうすることで、ぶれが少なく実用的な下書きになり、またレビュー観点が明確になるため後工程の修正が小さくなります。

Copilotでのページ要約・深掘り

プロンプト例

「このページの内容を3段で整理。[要約]120字以内。[重要データ]数値と出典を列挙(単位付き)。[主張/根拠/反論]を短文で対比。次に[検証課題]を5項目、[追加で読む一次情報]を3本提案。最後に“見落としがちなリスク”を2点。[専門用語は中学生に説明する言い換えを括弧で併記]。[出力は箇条書きで簡潔に整形し、重複は省く]」

この指示なら全体像→根拠→論点→次の調査まで一気に確認できます。

さらに、形式も整理されるため見直しや共有がしやすくなり、そのため深掘り漏れと解釈違いを抑えられるでしょう。

Outlook:長文スレを3行要約→返信案を作成

プロンプト例

「このメールスレを[結論/根拠/依頼事項]の順で各1行に要約。返信案を2通り作成:①丁寧長文(挨拶→結論→対応→依頼→締め)②短文即断(結論→ToDo→期限)。各案に件名案3つ、To/CC候補、不足情報リスト、次アクションのチェックボックスを付与。固有名詞と日付は原文を厳密に引用。最後に署名テンプレを自動挿入」 

このように書くとそのまま送れる草案と補助情報がそろい、また見落としがちな宛先や期限も明確になるため、確認から送信までの時間を大きく短縮できます。

Copilotを利用する際のよくあるハマりどころ3選

Copilotを利用する際のよくあるハマりどころ3選

Copilotを利用する際のよくあるハマりどころは、主に以下の3つです。

1つずつ詳しく見ていきましょう。

Windowsで起動できないことがある

まず地域と対応言語を確認しましょう。

Copilotはほぼ世界中で使えますが、一部の地域では提供外です。

また、Microsoftアカウントでのサインインや最新のEdge/Windows更新が前提になります。さらに、Windows 11では特に最新ビルドが必要になる場合があり、更新が不十分だとCopilotのアイコン自体が表示されません

職場PCでは管理者の設定により機能が制限されることもあるため、組織ポリシーや利用権限、サインイン方法(個人/仕事用)を見直し、必要に応じてIT管理者に確認してください。

アカウント種別の混同に注意する

個人向けのMicrosoftアカウントと、仕事、学校向けのアカウント(Microsoft Entra)は別物です。

Copilotの機能やデータ保護の範囲はサインイン種別で変わります。たとえば企業向けのCopilot Chatの「エンタープライズデータ保護」はEntraでのサインインが条件です。

さらに、ライセンスや権限は所属組織に紐づくため、個人用のメールで職場向け機能は使えません。また、同じ端末で両方のアカウントを使う場合は、ブラウザのプロファイルやOfficeのアカウント切り替えを明確にし、保存先が混ざらないよう確認してください。

Excelの新機能が出てこない

まずライセンスと提供状況を確認します

Copilot ProではExcel機能がプレビューで、現時点では英語限定の案内があります。

また、対象環境が順次拡大中のため、利用できない場合は今後の展開状況を確認してください。次に、Microsoft 365アプリ内で「コンテンツを分析するエクスペリエンス」「すべての接続済みエクスペリエンス」を有効化し、Officeの「Feature Updates」タスクが定期的に実行されていることを確かめましょう。

さらに、Excelの設定画面でCopilotを有効にする項目があるか確認し、必要なら最新の更新プログラムを適用してください。

まとめ

この記事では、Copilotについて以下の内容を解説しました。

Copilotは、正しい始め方と簡単なプロンプト設計だけで、文章作成や要約表の分析プレゼン作成の時間をぐっと短くできます。しかし、アカウント種別の混同や機能の提供状況、アプリ側の設定不足で「使えない」と感じる場面もあります。

まずはWebで基本操作を試し、次にMicrosoft 365アプリで小さな作業から置き換えましょう。

この記事を参考にぜひ、Copilotを利用してみてください。

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この記事を書いた人

東京都多摩市出身。前職では都内ホテルにて設備管理を担当。業務の傍ら、独学でプログラミングを習得し、Webライターとしても複数メディアで執筆経験を積む。

現在は、生成AIとプログラミング学習を融合した教育系コンテンツの企画・執筆を行い、「ChatGPTを使った学習支援」や「初心者のためのAI活用術」に関する記事で月間1万PV超を達成。

「プログラミング学習の挫折をゼロに」を理念に、技術の背景知識だけでなく「なぜつまずくのか」「どうすれば継続できるのか」にフォーカスした実践的な情報提供を重視している。

現在は双子の子育てにも奮闘中。将来、自身の子どもたちがこのブログを通じてテクノロジーの面白さに触れられるような家庭発・未来志向型の学びメディアの構築を目指す。

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