Claude CodeのMemory(メモリ)機能とは?特徴や確認方法・使い方も解説
Claude Codeのメモリ機能って何?
メモリはどこに保存されてるんだろう…
Claude Codeのメモリ機能は、プロジェクトのルールやよく使う指示を記録し、毎回の説明を省ける仕組みです。ただ、ファイルの種類や上限を知らないまま使うと、設定が引き継がれないことがあります。
そこでこの記事では役割や用途も交え、Claude Codeにおけるメモリ機能の特徴を解説します。メモリ機能の使い方や応用テクニックも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
Claude Codeの特徴をより詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。

- メモリはCLAUDE.mdで管理し、3種類を使い分ける
- CLAUDE.mdは200行未満の維持が推奨
- /compactコマンドでメモリ不足を解消できる
『ClaudeCodeに興味はあるけど、どうやって使えばいいんだろう…』
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Claude CodeのMemory(メモリ)機能とは
Claude Codeのメモリ機能は、プロジェクトのルールや個人の作業スタイルを記録し、次回以降の会話に引き継げる仕組みです。
そこで、ここからはメモリ機能の基本仕様を、3つにまとめて紹介します。
会話をまたいでも保持される
Claude Codeのメモリは、会話セッションを終了してもリセットされません。
通常の対話AIは、セッションをまたぐと記憶がリセットされます。Claude Codeは「CLAUDE.md」というMarkdownファイルに情報を書き込み、次回の起動時にも自動で読み込む設計です。
たとえば「このプロジェクトはTypeScriptを使う」「テストはVitest一本で書く」と一度記録すれば、以降の会話で毎回説明する必要がなくなります。
活用にはメモリファイルが必要
メモリを機能させるには、決まった名前のファイルをあらかじめ用意する必要があります。
保存場所によって3種類に分かれており、それぞれ適用範囲が異なります。
| ファイルの種類 | 保存場所 | 適用範囲 |
|---|---|---|
| グローバルメモリ | ~/.claude/CLAUDE.md | すべてのプロジェクト |
| プロジェクトメモリ | プロジェクトルート/CLAUDE.md | 当該プロジェクトのみ |
| ローカルメモリ | プロジェクトルート/CLAUDE.local.md | 自分のPC上のみ |
ローカルメモリは.gitignoreに追加する運用が基本です。チームに共有したくない個人設定や秘密情報を書く用途に向いています。
200行または25KBが読み込み上限
Claude Codeのメモリ仕様における上限の扱いは、ファイルの種類によって異なります。
CLAUDE.mdには「200行未満を目標にする」という推奨ガイドラインがあります。これは公式ドキュメントに示されています。ハードな上限ではありませんが、長くなるほど読み込みの精度が下がるリスクがあるため、200行未満を維持するのがおすすめです。
優先度の高い情報をファイルの先頭に書く習慣をつけると、ファイルが肥大化しても重要な設定が確実に読まれやすくなります。
Claude Codeのメモリ機能は使うべき?
メモリを使わない場合、毎回「このプロジェクトで使う言語」「コードスタイルのルール」「禁止している処理パターン」などを会話の冒頭で伝え直す必要があります。1回の作業で10〜20行の前置きを繰り返すのは、純粋に時間のロスです。
結論として、複数回にわたって同じプロジェクトを触る開発者には必須の機能です。
一方でデメリットもあります。メモリの内容が古くなると、最新の仕様と食い違った回答を返してくることがあります。定期的な見直しが必要になる点は念頭に置いてください。
使うべきかどうかは、次の基準で判断するとわかりやすいです。
- 同じプロジェクトを週2回以上使う → メモリを積極的に使う
- コードスタイルやフレームワークに決まりがある → プロジェクトメモリに書く
- 個人の作業環境設定がある → グローバルメモリかローカルメモリに書く
- 一度きりの使い捨てスクリプト作成 → メモリ不要
開発スタイルが固まっているプロジェクトほど、メモリの恩恵が大きくなります。
メモリ機能の基本的な使い方
そこで、ここからはメモリ機能の使い方を、5つにまとめて紹介します。
設定方法
まずプロジェクトルートにCLAUDE.mdファイルを作成するところから始めます。
ターミナルで次のコマンドを実行すると、空のファイルが作成されます。
touch CLAUDE.md
ファイルを開いたら、次の内容を追加してください。
コマンドでの呼び出し方
Claude Codeの会話中に「/memory」コマンドを入力すると、現在読み込まれているメモリの内容を確認できます。
/memory
出力には、グローバル・プロジェクト・ローカルの各ファイルから読み込んだ内容が一覧表示されます。設定が反映されているかを確認するとき、最初にこのコマンドを使うのがおすすめです。
また、/memory editとするとエディタが開き、その場でメモリを編集できます。
/memory edit
メモリの追加・直接編集
会話中にClaudeに「この内容をメモリに追加して」と伝えると、Claudeが自動でファイルを編集します。
ただし、Claudeが判断して書く内容は意図と少しずれることがあります。重要な設定は、自分でファイルを直接編集するのが確実です。
直接編集する場合は、好みのエディタでCLAUDE.mdを開いて書き換えます。
code CLAUDE.md # VS Codeで開く場合
nano CLAUDE.md # ターミナル上で編集する場合
本文中でVS Codeを初めて使う場合は、上記コマンドが起動のきっかけになります。見出し(##)でカテゴリを分けて書くと、Claudeが内容を整理して読み取りやすくなります。
Auto Memoryによる自動記録
Anthropicが提供するAuto Memory機能は、会話の流れの中でClaudeが重要だと判断した情報を自動でメモリに書き込む仕組みです。
たとえば「このプロジェクトではDockerを使わない」と会話中に伝えると、ClaudeがCLAUDE.mdに自動追記します。
便利な反面、意図しない情報が書き込まれる場合もあります。Auto Memoryを有効にする際は、定期的にファイルを確認して不要な記録を削除する運用が安全です。
Auto Memoryの有効・無効は、Claude Codeの設定画面から切り替えられます。
使用量の確認方法
メモリがどれだけ使われているかは、/memoryコマンドの出力で確認できます。
行数が180行を超えてきたら整理のサインです。ファイルの行数とサイズは次のコマンドで確認できます。
wc -l CLAUDE.md # 行数を確認
du -h ~/.claude/CLAUDE.md # ファイルサイズを確認
推奨ライン(200行未満)の80%にあたる160行を超えたら、不要な記述を削除するタイミングです。
メモリ機能を活用する応用テクニック
そこで、ここからはメモリ活用テクニックを、3つにまとめて紹介します。
メモリインポートで既存設定を取り込む
@path/to/file.mdというパス記法を使うと、別のMarkdownファイルをCLAUDE.mdに取り込めます。
たとえば、チーム共有のコーディング規約をファイルとして管理している場合、下記のように記述すると読み込み時に自動でマージされます。
@docs/coding-rules.md
@docs/architecture.md
インポート先のファイルも含めてトータルの分量が増えます。大きなドキュメントを丸ごと取り込むと肥大化しやすくなります。要点だけを抽出した「Claude向けサマリファイル」を別途作成してインポートすると、管理しやすくなります。
プロジェクトごとでのルール設定
プロジェクトメモリ(CLAUDE.md)には、そのプロジェクト固有のルールを集中して書きます。
書いておくと効果的な内容は次のとおりです。
- ディレクトリ構成:どのフォルダに何を置くかの規約
- 命名規則:ファイル名・変数名・関数名のルール
- 禁止事項:使ってはいけないライブラリや処理パターン
- デプロイ手順:本番環境へのリリースコマンドやチェックリスト
設定した内容が実際のコードベースと乖離すると、誤った提案を受けやすくなります。コードを大きく変更したタイミングでCLAUDE.mdも更新する習慣をつけると、精度が安定します。
チームでの共同開発・運用
チーム開発では、プロジェクトルートのCLAUDE.mdをGit管理下に置いて共有します。
この運用での注意点は次のとおりです。
CLAUDE.local.mdは.gitignoreに追加し、個人設定をチームに混ぜないCLAUDE.mdへの変更はPull Requestでレビューする- オンボーディング資料として新メンバーへ案内する
新しいメンバーが加わったとき、CLAUDE.mdを読ませるだけでプロジェクトのルールを一通り理解させられます。CLAUDE.mdをプロジェクトの「Claudeへの指示書」として位置づけると、チーム全体の作業品質が均一化しやすくなります。
Claude Codeでメモリ不足に陥った際の対処法
メモリが推奨ラインを超えると、後半に書いた設定が読み込まれにくくなります。
そこで、ここからは対処法を、2つにまとめて紹介します。
不要なメモリの整理・削減
まず、CLAUDE.mdを開いて「今も有効なルールかどうか」を1行ずつ確認します。
削除を検討すべき内容は次のとおりです。
- すでに廃止したライブラリや技術への言及
- 解決済みのバグへの対処法
- 重複している記述
- 古いバージョン向けの設定
削除が怖い場合は、内容をGitでコミットしてからファイルを整理すると安全です。変更履歴に残るため、後から復元できます。
整理後にwc -l CLAUDE.mdで行数を確認し、150行以内に収まっていれば余裕のある状態といえます。
コンテキスト圧縮で負荷を軽減
メモリファイル自体の整理とは別に、会話中のコンテキスト(会話履歴)が長くなることで処理が重くなる場合があります。
Claude Codeでは/compactコマンドを使うと、会話履歴を要約・圧縮した状態にリセットできます。
/compact
/compactはメモリファイルの内容には影響しないため、設定が消える心配はありません。
長時間にわたって同じセッションで作業を続けた後や、大量のファイルを参照させた後に使うと、レスポンス速度が回復します。1〜2時間の作業ごとに/compactを実行する習慣をつけると、快適に使い続けられます。
まとめ
Claude Codeのメモリ機能は、CLAUDE.mdファイルを軸に動く仕組みです。グローバル・プロジェクト・ローカルの3種類を使い分けることで、個人設定とチーム設定を分けて管理できます。
要点をまとめると次のとおりです。
- メモリは
CLAUDE.mdに書き、200行未満を維持するのが推奨 - グローバル・プロジェクト・ローカルの3種類を役割で使い分ける
/memoryコマンドで内容を確認し、定期的に整理する- パス記法(
@docs/file.md)で既存ドキュメントをClaude向けに取り込める - チーム開発では
CLAUDE.mdをGit管理し、CLAUDE.local.mdは除外する - メモリ不足には整理と
/compactコマンドで対処する
Claude Codeへの指示は、毎回ゼロから伝える必要がなくなります。メモリを活用すれば、設定を一度書くだけで済みます。まずはプロジェクトルートにCLAUDE.mdを作成し、コーディングルールを5〜10行書くところから始めてみてください。
