Claude Code Routerとは?使う利点や使い方・対応ツールも紹介

Claude Code Routerって何?
GeminiやChatGPTでClaude Codeが使えるようになるの?

Claude Codeは便利だけど正直、利用料が高い…」そう感じていたなかで、Claude Code Routerという言葉を見聞きする機会が増えた人も多いですよね。

ただ、実際にどんなものかわからず、手が出せていない人もいるはず。

そこでこの記事では具体的な設定手順も交え、Claude Code Routerの特徴を解説します。対応している生成AIモデルや導入時の注意点も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

Claude Codeの特徴をおさらいしておきたい人は、次の記事を参考にしてください。

この記事の要約
  • Claude Code RouterはClaude Codeを複数AIで動かすツール
  • Gemini・OpenAI・Ollamaなど主要AIに対応し無料で導入可能
  • コスト削減が主な目的で、非公式ツールのため安定性に注意

『ClaudeCodeに興味はあるけど、どうやって使えばいいんだろう…』

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目次

Claude Code Routerとは?

Claude Code Routerとは?

Claude Code Routerとは、Claude Codeのリクエストを他の生成AIモデルに転送できるオープンソースツールです。

通常、Claude CodeはAnthropicのAPIを使ってClaudeモデルと通信します。Claude Code Routerはその通信経路に「中継地点」として入り込み、リクエストを別のAIモデルへ送る仕組みです。

たとえばGeminiGPT‑5.5など、普段使い慣れているモデルをClaude Codeのバックエンドとして使えます。Claude Codeのインターフェースはそのままに、実際の処理を任せるAIだけを切り替えられるのが特徴です。

GitHubで公開されているツールで、コミュニティベースで開発が進んでいます。公式のAnthropic製品ではないものの、コストをおさえられます。

Claude Code Routerの対応生成AI

Claude Code Routerの対応生成AI

ここからは下記のモデル別に、Claude Code Routerで使える生成AIを解説します。

Gemini

Gemini
出典:Gemini

Geminiは、Claude Code Routerで使える生成AIの中でもとくに人気の高いモデルです。

GoogleのAIモデルであるGeminiは、Google AI StudioのAPIキーを取得することで利用できます。Gemini 3.1 ProやGemini 3.0 Flashなど複数のバリエーションがあり、用途に応じて使い分けが可能です。

また、Google AI Studioでは無料枠(1日あたりのリクエスト制限あり)が用意されています。Gemini 3.1 ProやGemini 3 Flash、Gemini 2.5 Flashなど多くのモデルで入力トークンが約105万、出力トークンが約6万5,000トークンの上限が設定されています。

コストを抑えながら、Claude Codeを動かしたい人に向いているモデルです。Geminiの特徴を詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。

OpenAI

OpenAI
出典:OpenAI

OpenAIのモデルは、Claude Code RouterでGPT‑5.5や5シリーズを使いたい人に向いています。

OpenAIのAPIキーを取得し、Claude Code Routerの設定ファイルにエンドポイントを記述することで使えます。すでにChatGPTのAPIキーを持っている人であれば、追加の手続きなしにすぐ設定可能です。

コーディング精度が高いとされるGPT‑5.5を、Claude Codeのインターフェースで活用できるのが魅力です。OpenAIのAPIは従量課金制のため、コストを意識しながら使いたい場合は利用量の管理も忘れずに行ってください。

ChatGPTの特徴を詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。

Ollama

Ollama
出典:Ollama

Ollamaは、ローカル環境でAIモデルを動かしたい人向けのオプションです。

Ollamaはインターネット接続なしで、自分のパソコン上でAIモデルを実行できるツールです。LlamaやMistralなどのオープンソースモデルをローカルで動かし、それをClaude Code Routerと連携できます。

APIコストが一切かからないため、費用を完全にゼロにしたい人にとって魅力的な選択肢です。ただし、ローカル実行のため自分のマシンの処理能力に依存します。

高性能なGPUを搭載していないパソコンでは応答速度が遅くなる場合があります。まずは小さなモデルから試して、使い方をマスターしてください。

Claude Code Routerの特徴

Claude Code Routerの特徴

ここからはClaude Code Routerの特徴を、6つにまとめて解説します。

ツール自体は無料で利用可能

Claude Code Router自体の利用料金は無料です。

GitHubで公開されているオープンソースツールのため、ダウンロードしてインストールするだけで使い始められます。ツール本体に課金は一切発生しません。

ただし「無料で使える」のは、あくまでClaude Code Routerというツール自体の話です。転送先に設定したGeminiやOpenAIのAPIを使う場合は、それぞれのサービスでAPIの利用料が発生します。

完全にコストゼロにしたい場合は、Ollamaとの組み合わせが有効です。Google AI Studioの無料枠を使えば、一定の範囲内でGeminiも無料で使えます。

利用にかかるコストが減らせる

Claude Code Routerの最大の利点は、Claude APIの利用コストを大幅に削減できる点です。

Claude 4.6 SonnetなどのAnthropicモデルは高性能ですが、APIの利用料金も高めです。入力トークン100万件あたり3ドル程度(出力トークンは15ドル程度)が相場で、本格的に使うと月間のコストが無視できない水準になります。

スクロールできます
入力トークンの料金出力トークンの料金
Claude Opus 4.75ドル(約775円)25ドル(約3,875円)
Claude Sonnet 4.63ドル(約465円)15ドル(約2,325円)
Gemini 3.1 Pro2~4ドル(約310~620円)12~18ドル(約1,860~2,790円)
Gemini 3.1 Flash0.75ドル(約116円)4.5ドル(約697円)

料金は2026年5月時点の為替レート、1ドル155円で計算しています。

一方、Claude Code RouterでGemini 3.1 Flashなどに切り替えると、同等の処理を大幅に安いコストで実行できます。Gemini 3.1 Flashは入力トークン100万件あたり0.75ドル(約116円)、出力トークンは4.5ドル(約697円)と、ClaudeのAPIと比べて10分の1以下のコストです。

コーディング補助に使う場合、すべてのリクエストに高精度なClaudeモデルを使う必要はありません。単純なコード補完や軽い質問には安価なモデルを使い、複雑な処理だけClaudeに任せることでコストを最適化できます。

Claude CodeでのAPI利用について詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。

モデルを使い分けやすくなる

Claude Code Routerを使うと、タスクの種類によって最適なAIモデルを自動的に振り分けられます。

設定ファイルに「コード生成はGPT-5.5、ドキュメント作成はGemini、簡単な質問はOllamaのローカルモデル」といったルールを記述できます。Claude Codeへの入力内容を判定して、適切なモデルへリクエストを転送してくれる仕組みです。

たとえば、次のような使い分けが考えられます。

  • シンプルなコード補完 → Ollamaのローカルモデル(コスト0円)
  • 複雑なリファクタリング → Gemini 2.5 Pro(高精度・低コスト)
  • 重要な設計判断 → ClaudeモデルのAPI(最高精度)

用途ごとにモデルを使い分けることで、コストをおさえつつ作業効率を最大限高められます。

Claude APIとも併用できる

Claude Code RouterはAnthropicのAPIをゼロにする必要はなく、既存の設定と組み合わせて使えます。

特定のタスクだけをClaude Code Routerで他モデルへ転送し、その他の作業はそのままClaudeのAPIを使い続ける設定が可能です。完全に乗り換える必要はなく、コストが高くなりやすい部分だけを別モデルに任せる使い方が現実的です。

すでにClaude Codeを日常的に使っている人ほど、部分的な置き換えから試してみると良いでしょう。Claude APIの特徴を詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。

VS Code内でも活用可

Claude Code RouterはVS Codeの拡張機能との組み合わせでも使えます。

VS CodeでClaude Codeを利用している人であれば、そのまま同じエディタ環境でClaude Code Routerの恩恵を受けられます。ターミナルでClaude Codeを起動する際に、Claude Code RouterのサーバーURLを向け先として指定するだけです。

コーディング作業の流れを変えずに、バックエンドのモデルだけを切り替えられる点が便利です。エディタの操作感はそのままに、コストや性能を調整できます。

VS CodeでのClaude Code活用法を詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。

公式ツールでない点は要注意

Claude Code RouterはAnthropicの公式ツールではなく、コミュニティが開発したサードパーティ製ツールです。

この点は利用前にしっかり理解しておく必要があります。具体的には、次のリスクがあります。

  • Claude Codeのアップデートで互換性が壊れる可能性がある
  • 不具合が発生しても公式サポートに相談できない
  • セキュリティ面の保証がない

とくにAPIキーを設定ファイルに記述する作業が必要なため、情報の取り扱いには注意が必要です。GitHubのリポジトリを確認し、メンテナンスが継続されているか・口コミ数が一定以上あるかなどを確認した上で導入を判断してください。

業務で機密性の高いコードを扱う場合は、セキュリティポリシーを確認してから使いましょう。

Claude Code Routerは使うべき?

Claude Code Routerは使うべき?

Claude Code Routerは、Claude CodeのAPIコストを抑えながら開発作業を続けたい人に向いているツールです。

次のような状況に当てはまる人には、試してみる価値があります。

  • 毎月のClaude API利用料が数千円以上かかっている
  • GeminiやOpenAIのAPIキーをすでに持っている
  • コーディング補助ツールとして継続的にClaude Codeを使っている
  • セキュリティ要件が緩い個人プロジェクトで使っている

Claude CodeのAPIを利用していて、コストが気になる人はClaude Code Routerを検討する価値があります。GoogleやGitHubなど、外部ツールの使用に慣れている人も導入しやすいです。

逆に、次のような状況では利用を見送ることをおすすめします。

  • 業務で機密性の高いコードを扱っている
  • 安定した動作環境が求められるプロダクション開発をしている
  • AIツールの設定・トラブルシューティングに時間をかけたくない

Claude Code RouterはOSSツールという性質上、アップデートやトラブル対応を自分で行う必要があります。設定作業に慣れていない人は、手間がかかることも理解しておきましょう。

とくにセキュリティに関しては、導入するうえでしっかり検討する必要があります。機密情報の取り扱いや、作業時のルールなどを確認してください。

コスト削減の効果は大きく、Geminiの無料枠を活用するだけで月間の出費をほぼゼロにできる人もいます。使う目的と状況を整理した上で判断するのがベストです。

Claude Code Routerの導入手順

Claude Code Routerの導入手順

ここからはClaude Code Routerの導入手順を、下記のステップ別に解説します。

インストールと初期設定

Claude Code RouterはNode.jsを使ってインストールします。

事前にNode.js(バージョン18以上)がインストールされていることを確認してください。Node.jsのインストールが済んでいない場合は、Node.jsの公式サイトからLTS版をダウンロードして先にセットアップしてください。

準備ができたら、以下の手順でインストールを進めます。

ステップ1:Claude Code Routerをインストールする

ターミナル(MacはTerminal、WindowsはPowerShellまたはWSL)を開き、次のコマンドを実行します。

“`
npm install -g @musistudio/claude-code-router
“`

インストールが完了したら、次のコマンドでバージョンを確認してください。

“`
claude-code-router –version
“`

バージョン番号が表示されれば、インストール成功です。

ステップ2:設定ファイルを作成する

Claude Code Routerは設定ファイルで動作を制御します。

ホームディレクトリに `.claude-code-router` フォルダを作成し、その中に `config.json` を作成してください。

設定ファイルの基本的な構成は次のとおりです。

“`json
{
  “Providers”: [
    {
      “name”: “gemini”,
      “api_base_url”: “https://generativelanguage.googleapis.com/v1beta/models/”,
      “api_key”: “ここにGeminiのAPIキーを入力”,
      “models”: [“gemini-2.5-flash”, “gemini-2.5-pro”],
      “transformer”: { “use”: [“gemini”] }
    }
  ],
  “Router”: {
    “default”: “gemini,gemini-2.5-flash”
  }
}

“`

ステップ3:Claude Code Routerのサーバーをバックグラウンドで起動する

次のコマンドを実行して、ローカルのプロキシサーバーを起動します。

“`
claude-code-router start
“`

デフォルトでは http://127.0.0.1:3456 でサーバーが立ち上がります。起動後、Claude Codeを立ち上げる際に以下の環境変数を設定してください。

“`
ANTHROPIC_BASE_URL=http://127.0.0.1:3456
“`

これによりClaude Codeのリクエストが、AnthropicのサーバーではなくローカルのClaude Code Routerへ向かうようになります。

APIキーの取得と登録方法

APIキーはClaude Code Routerを実際に機能させるために必要です。使いたいAIモデルに応じて、それぞれのサービスからキーを取得してください。

ここからは主要な3サービス(Gemini・OpenAI・Ollama)のAPIキー取得方法と、設定ファイルへの登録方法を説明します。

Geminiの場合

GeminiのAPIキー取得方法は、以下のとおりです。

  1. Google AI StudioにGoogleアカウントでログインする
  2. 左メニューの「Get API Key」をクリックする
  3. 「Create API Key」を選択してキーを発行する
  4. 発行されたキーをコピーし、設定ファイルの `apiKey` に貼り付ける

無料枠の範囲内で使う場合、請求の設定は不要です。ただし、1分あたりのリクエスト数に上限があります。

設定ファイルの記述例は、次のとおりです。

“`json
{
  “providers”: {
    “gemini”: {
      “apiKey”: “AIzaSy○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○”,
      “model”: “gemini-2.5-pro”
    }
  },
  “defaultProvider”: “gemini”
}
“`

OpenAIの場合

OpenAIのAPIキー取得方法は、以下のとおりです。

  1.  OpenAIのAPIページにアクセスしてログインする
  2. 「Create new secret key」をクリックしてキーを発行する
  3. キーは一度しか表示されないため、すぐにコピーして安全な場所に保存する
  4. 設定ファイルに貼り付ける

OpenAIのAPIは従量課金制のため、事前にクレジットをチャージしておく必要があります。

設定ファイルの記述例は次のとおりです。

“`json
{
  “Providers”: [
    {
      “name”: “openai”,
      “api_base_url”: “https://api.openai.com/v1/chat/completions”,
      “api_key”: “sk-○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○”,
      “models”: [“gpt-4o”]
    }
  ],
  “Router”: {
    “default”: “openai,gpt-4o”
  }
}

“`

Ollamaの場合

Ollamaはローカル実行のため、APIキーは不要です。

次の手順でセットアップしてください。

  1. Ollamaの公式サイトからインストーラーをダウンロードして実行する
  2. ターミナルで以下のコマンドを実行してモデルをダウンロードする
  3. Ollamaのサーバーが自動起動されていることを確認する(デフォルトで `http://localhost:11434` で起動)
  4. 設定ファイルにエンドポイントを記述する

“`
ollama pull llama3
“`

ダウンロードが完了したら、Ollamaのサーバーが自動起動していることを確認しましょう。

“`json
{
  “Providers”: [
    {
      “name”: “ollama”,
      “api_base_url”: “http://localhost:11434/v1/chat/completions”,
      “api_key”: “ollama”,
      “models”: [“llama3”]
    }
  ],
  “Router”: {
    “default”: “ollama,llama3”
  }
}

“`

APIキーの取り扱いには十分注意してください。設定ファイルをGitHubなどに公開するリポジトリへコミットしてしまうと、APIキーが外部に漏えいします。必ず `.gitignore` に設定ファイルを含めるよう設定してください。

複数のプロバイダーを設定した場合、`defaultProvider` を切り替えるだけでモデルを変更できます。用途に応じて使い分けたい場合は、設定ファイルに複数のプロバイダーをあらかじめ登録しておくと便利です。

まとめ

今回は、Claude Code Routerとは何かについて解説しました。

Claude Code Routerは、Claude Codeのリクエストを他のAIモデルへ転送できるオープンソースツールです。Gemini・OpenAI・Ollamaなどに対応しており、目的に合ったモデルを使い分けながらコストをおさえられます。

公式ツールではないため安定性の保証はありませんが、個人の開発作業や学習目的で使う分には十分な実用性があります。Claude Codeを使っていてコスト面が気になる人は、ぜひ導入を検討してください。

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この記事を書いた人

【プロフィール】
新卒でプログラマーとして勤務し、実務経験を積んだ後、現在はフリーランスWebライターとして活動中。主に、企業のオウンドメディアやブログ記事の執筆を担当。IT・プログラミング関連の執筆が得意。2020年から侍エンジニアブログの記事制作を務めており、文章の読みやすさや納得感を意識しながら執筆しています。自身も生成AI活用し、ブログを運営中。
【専門分野】
IT/プログラミング/生成AI
【SNS】
X(旧:Twitter)

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