Claude Codeのおすすめプロンプト例20選【用途別のテンプレート集あり】

Claude Codeって、どんなプロンプトを書けばいいんだろう?
指示の仕方がわからなくて、うまく動かせない…

Claude Codeを使い始めたものの、思うような回答や出力が得られず、悩んでいる人は多いですよね。

ただ、Claude Codeに「コードを書いて」と入力するだけでは、期待通りの出力はなかなか得られません。Claude Codeの性能を引き出せるかどうかは、プロンプトの質で大きく変わります。

そこでこの記事では例も交え次の用途別に、Claude Codeで使えるおすすめのプロンプトを紹介します。

  • アプリ開発
  • 業務効率化
  • 情報整理

すぐに使えるプロンプトのテンプレートや理想の出力が出ないときの改善方法も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

Claude Codeの特徴をおさらいしておきたい人は、次の記事を参考にしてください。

この記事の要約
  • 指示は目的・前提・制約・出力形式の4要素が基本
  • チェーン型やCLAUDE.mdで出力精度を大幅に上げられる
  • 出力ズレの原因は指示の曖昧さか前提情報の不足
目次

Claude Codeはプロンプト次第で回答精度が変わる

Claude Codeはプロンプト次第で回答精度が変わる

Claude Codeは、プロンプトの書き方によって出力品質が大きく変わるツールです。そこで、ここからは回答精度を左右するプロンプトの基本構造と、曖昧な指示と具体的な指示の差を、2つにまとめて解説します。

  • 回答精度を左右するプロンプトの基本構造
  • 曖昧な指示と具体的な指示の差

回答精度を左右するプロンプトの基本構造

Claude Codeへの指示は「目的・前提・制約・出力形式」の4要素を含めることが基本です。4要素を意識するだけで、出力のズレが大幅に減ります。

Anthropicの公式ガイドラインでも、明確な文脈と制約をプロンプトに含めることが推奨されています。Claude Codeはコーディングに特化したAIエージェントです。コードの目的・使用言語・制約条件を明示すると、意図に沿った出力が得られます。

たとえば「ログイン機能を作って」という指示では、言語もフレームワークも不明なため、汎用的なコードしか返ってきません。一方「Python + FastAPIでJWTを使ったログイン機能を作って。データベースはPostgreSQLを使う」と書けば、実装に使える具体的なコードが返ってきます。

4要素を意識した指示テンプレートは次のとおりです。

  • 目的:何を作りたいか・何をしたいか
  • 前提:使用言語・フレームワーク・既存コードの状況
  • 制約:セキュリティ要件・パフォーマンス条件・禁止事項
  • 出力形式:コードのみ・コメント付き・説明文も必要かどうか

曖昧な指示と具体的な指示の差

曖昧な指示は、Claude Codeが「補完」して出力するため、意図と異なる結果になります。具体的な指示を書くと補完の余地がなくなり、期待通りの出力に近づきます。

曖昧な指示の代表例は「バグを直して」「もっとよくして」「シンプルにして」といった表現です。これらは基準が不明なため、Claude Codeは独自の判断で処理を進めます。

具体的な差を比べると、次のようになります。

  • 曖昧:「コードを改善して」
  • 具体的:「コードの処理速度を改善して。ループ処理をリスト内包表記に書き換え、不要な変数を削除してください。コメントは日本語で追加すること」

「何を・どの程度・どんな形で」を明記するだけで、出力の的中率は大きく上がります。指示を書いたあとに「基準が曖昧な言葉がないか」を一度確認する習慣をつけると、プロンプトの質が安定します。

アプリ開発で使えるおすすめプロンプト例5選

アプリ開発で使えるおすすめプロンプト例5選

アプリ開発の場面では、雛形生成からエラー修正まで一貫してClaude Codeに任せられます。そこで、ここからは実務で使える5つのプロンプト例をまとめて紹介します。

  • Webアプリの雛形を一括生成する
  • 既存コードのリファクタリング指示
  • エラー原因の特定と修正依頼
  • テストコードの自動作成
  • API連携機能の実装指示

Webアプリの雛形を一括生成する

Webアプリの雛形生成は、プロジェクト構成・使用技術・機能要件の3点を同時に指示することで、実装可能なコードが一括で出力されます。

最初の雛形生成でファイル構成まで揃えておくと、その後の開発効率が大幅に上がります。Claude Codeはディレクトリ構成の作成・ファイルの新規作成・初期コードの記述まで一括で対応できます。

使えるプロンプト例は次のとおりです。

Next.js 14とTailwind CSSを使ったTodoアプリの雛形を作ってください。
機能:タスクの追加・削除・完了チェック
状態管理:React hooks(useState)のみ使用
データベース:不要(ローカルステートのみ)
ファイル構成もあわせて提示してください。

技術スタックと機能を明示すると、動作するコードとファイル構成が同時に返ってきます。「まず動く状態を作る」ことを優先し、詳細な実装は後のプロンプトで追加指示する流れが効率的です。

既存コードのリファクタリング指示

リファクタリングの指示では、「何を・なぜ・どこまで変えるか」を明確にすることが重要です。リファクタリングの目的を明示しないと、Claude Codeが過度に書き換えてしまうリスクがあります。

コードを貼り付けるだけの指示では、仕様まで変更されるケースがあります。変更してほしい箇所・変えてはいけない箇所を分けて伝えると、意図に沿った出力が返ってきます。

使えるプロンプト例は次のとおりです。

以下のPythonコードをリファクタリングしてください。
目的:可読性の向上
変更してほしい点:
- 変数名をスネークケースに統一
- 重複処理を関数化
- コメントを日本語で追記
変えてはいけない点:
- 処理の仕様・ロジック
- 関数の引数・戻り値の型

[コードをここに貼る]

エラー原因の特定と修正依頼

エラー修正の指示では、エラーメッセージ・発生状況・試した対応策の3点を伝えると、的確な原因特定が得られます。「エラーが出た」だけでは原因の絞り込みができないため、情報を揃えてから指示することが重要です。

Claude Codeはエラーメッセージを読んで原因を推定する能力が高い一方、情報が少ないと「可能性のある原因」を複数列挙するだけになります。

使えるプロンプト例は次のとおりです。

以下のエラーが発生しています。原因を特定して修正してください。

エラーメッセージ:
TypeError: Cannot read properties of undefined (reading 'map')

発生箇所:UserList.tsx の32行目
発生タイミング:APIからデータを取得後、画面を表示するとき
試した対応:dataがundefinedでないかのチェックを追加したが解消しない

[該当コードをここに貼る]

テストコードの自動作成

テストコードの作成では、テストフレームワーク・対象関数・テストすべき条件を明示します。条件を指定しないと、正常系のテストだけが生成され、異常系・境界値のテストが抜けます。

ユニットテストを後から書く場合でも、Claude Codeに対象のコードとテスト条件を渡せば、テストケースを漏れなく生成できます。

使えるプロンプト例は次のとおりです。

以下の関数に対するJestのユニットテストを作成してください。

テスト対象:calculateDiscount関数
テストすべき条件:
- 正常系:割引率が0〜100の場合
- 異常系:割引率が負の数・100超の場合
- 境界値:0%・100%のとき
- 入力がnull・undefinedのとき

[関数コードをここに貼る]

上記を踏まえ、Claude Codeでアプリ開発する方法を詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。

Claude Codeでアプリ開発する方法を詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。

API連携機能の実装指示

API連携の実装指示では、エンドポイント・認証方式・エラーハンドリングの方針をセットで伝えます。エラーハンドリングの指示を省略すると、エラー処理のないコードが返ってくるため注意が必要です。

外部APIとの連携コードは、認証方法やレスポンス形式が異なります。対象のAPIに応じた情報を具体的に渡すことが重要です。

使えるプロンプト例は次のとおりです。

以下の条件でOpenWeatherMap APIと連携する機能をTypeScriptで実装してください。

エンドポイント:https://api.openweathermap.org/data/2.5/weather
認証:APIキーをクエリパラメータとして付与
取得データ:都市名・気温・天気の説明文
エラーハンドリング:
- APIキー不正(401)→ エラーメッセージを返す
- 都市名不正(404)→ 「都市が見つかりません」を返す
- タイムアウト:3秒で打ち切る

Claude CodeでのAPI利用について詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。

業務効率化で使えるClaude Codeのプロンプト例5選

業務効率化で使えるClaude Codeのプロンプト例5選

Claude Codeは、コーディング以外の業務効率化にも幅広く対応できます。そこで、ここからはデータ加工・文書作成・ファイル操作など、日常業務で使える5つのプロンプト例をまとめて紹介します。

  • データ・CSV加工の自動化
  • 仕様書・マニュアルの生成
  • リリース案内の自動作成
  • ファイル操作の自動化
  • 複雑な関数の作成

データ・CSV加工の自動化

CSVの加工指示では、入力ファイルの構造・加工内容・出力形式を明示します。列名・データ型・文字コードを伝えると、実行可能なスクリプトが一度で返ってきます。

「CSVを集計して」だけでは、どの列をどう集計するかが不明なため、汎用的なコードしか返ってきません。データの構造を具体的に伝えるほど、そのまま使えるコードが得られます。

使えるプロンプト例は次のとおりです。

以下の構造のCSVファイルを加工するPythonスクリプトを作成してください。

入力ファイル:sales_data.csv(UTF-8、ヘッダーあり)
列構成:日付(YYYY-MM-DD)、店舗名、商品名、売上金額
加工内容:
- 月別・店舗別の売上合計を算出
- 売上金額の上位10商品を抽出
出力:processed_sales.csv(同じ文字コード)
使用ライブラリ:pandasのみ

仕様書・マニュアルの生成

仕様書の生成では、対象のコードと読み手のレベル・ドキュメントの形式をセットで指示します。読み手の技術レベルを指定しないと、非エンジニアには伝わらないドキュメントが生成されます。

Claude Codeはコードから仕様書を逆生成する能力が高く、コメントが不足しているレガシーコードにも対応できます。

使えるプロンプト例は次のとおりです。

以下のコードを読んで、仕様書を作成してください。

対象:[コードをここに貼る]
読み手:非エンジニアの運用担当者
記載すべき項目:
- 機能概要(3行以内)
- 入力値と出力値の説明
- 使い方の手順(番号付きリスト)
- エラーが出たときの対処法
形式:Markdown

リリース案内の自動作成

リリース案内の作成では、変更内容・影響範囲・公開対象を渡します。Gitのコミットログやプルリクエストの差分を貼り付けるだけで、そのまま使えるリリースノートが生成されます。

手動でリリースノートを書く手間を省けるのが大きなメリットです。開発チームへの内部向けと、顧客向けの外部向けで文体を変えるよう指示すると、使いやすさが上がります。

使えるプロンプト例は次のとおりです。

以下のGitコミットログをもとに、リリース案内文を2種類作成してください。

[コミットログをここに貼る]

作成する文書:
1. 開発チーム向け(技術的な変更点を詳しく、箇条書き)
2. 顧客向け(専門用語を使わず、メリットを中心に3〜5文)

ファイル操作の自動化

ファイル操作の自動化では、操作対象・条件・安全性に関する要件を明示します。ファイルの削除・移動を含む操作は、「誤操作防止のために確認ステップを入れること」を必ず指示することが重要です。

ファイル操作スクリプトは誤実行するとデータが消えるリスクがあります。ドライランオプション(実際には動かさず実行結果だけを表示する機能)の実装を依頼すると、安全に確認できます。

使えるプロンプト例は次のとおりです。

以下の条件でファイルを整理するBashスクリプトを作成してください。

対象ディレクトリ:~/Downloads
操作:
- 拡張子ごとにサブフォルダを作成(images/documents/videos/others)
- 各ファイルを対応フォルダへ移動
- 30日以上前のファイルはarchiveフォルダへ移動
安全対策:
- 実行前に「移動対象ファイル一覧」を表示して確認を求める
- --dry-runオプションで確認モードを実装

複雑な関数の作成

複雑な関数の作成では、関数の目的・引数と戻り値の型・エッジケースの処理方針を明示します。エッジケースの処理方針を渡さないと、想定外の入力でエラーが発生する実装になるリスクがあります。

ビジネスロジックが複雑な場合は、まず計算ロジックを日本語で説明してください。そのうえで実装を依頼すると、意図に沿ったコードが返ってきます。

使えるプロンプト例は次のとおりです。

以下の仕様で関数を作成してください。

関数名:calculateShippingFee
言語:TypeScript
目的:注文内容に応じた送料を計算する
引数:{ weight: number; region: string; isMember: boolean }
戻り値:{ fee: number; reason: string }
計算ロジック:
- 重量1kg以下かつ同一地域:300円
- 重量1kg超または他地域:600円
- 会員の場合:上記から100円引き
エッジケース:
- weightが0以下:エラーをthrow
- 未定義のregion:fee=600、reason="地域不明のため通常料金"

なお、下の記事ではClaude CodeをVBAを組み合わせたExcelの自動化方法を詳しく解説しているので、よければ参考にしてください。

情報整理に使えるClaude Codeのプロンプト例5選

Claude Codeは、技術情報の整理・学習支援・ドキュメント生成にも力を発揮します。そこで、ここからは情報整理の場面で使える5つのプロンプト例をまとめて紹介します。

  • 技術ドキュメントの要約・翻訳
  • コード処理の内容解説
  • フレームワーク学習の手順作成
  • 比較表・選定資料の自動生成
  • 論文・レポート構成案の作成

技術ドキュメントの要約・翻訳

技術ドキュメントの要約・翻訳では、読み手のレベル・要約の粒度・保持すべき情報を指定します。「重要な数値・コマンド・固有名詞は省略しないこと」と明示すると、要約後も実用的な内容が保たれます。

英語の公式ドキュメントを日本語で要約させる使い方は、学習コストを大幅に下げられます。読み手の技術レベルに合わせた語彙で翻訳するよう指示すると、理解しやすい出力になります。

使えるプロンプト例は次のとおりです。

以下の英語技術ドキュメントを日本語で要約してください。

[ドキュメントをここに貼る]

要約の条件:
- 読み手:Pythonの基礎知識はあるがフレームワーク未経験
- 分量:元の20%以内
- 保持すること:コマンド・パラメータ名・数値
- 省略できること:歴史的背景・重複する説明
- 形式:見出しつきのMarkdown

コード処理の内容解説

コードの内容解説では、解説の詳細度・対象読者・説明の形式を指定します。「なぜこの処理をしているか」という意図の解説を求めると、コードレビューや引き継ぎ資料として使える出力が得られます。

コメントのないコードを受け取ったとき、Claude Codeに解説させてからコメントを追加する流れが効率的です。処理の「何をしているか」だけでなく「なぜそう実装しているか」を合わせて説明させると、理解が深まります。

使えるプロンプト例は次のとおりです。

以下のコードの処理内容を解説してください。

[コードをここに貼る]

解説の条件:
- 対象:Pythonの基礎は知っているが、このコードの文脈を知らない人
- 各関数・ブロックごとに「何をしているか」「なぜそうしているか」を説明
- 専門用語には括弧で簡単な補足を入れる
- 形式:コードのブロックごとに番号付きで解説

フレームワーク学習の手順作成

フレームワークの学習手順を作成させる場合、現在のスキルレベル・学習目標・使える時間を伝えます。「○週間で○ができる状態にする」という具体的なゴールを示すと、実現可能な学習ロードマップが生成されます。

抽象的な「学習方法を教えて」という指示では、一般的なリソースの紹介で終わります。現状と目標のギャップを明示することで、自分に合った手順が得られます。

使えるプロンプト例は次のとおりです。

以下の条件でReactの学習ロードマップを作成してください。

現在のスキル:
- HTML・CSS・JavaScriptの基礎は習得済み
- フレームワーク経験なし
学習目標:4週間後にTodoアプリを一人で作れる状態になる
使える時間:平日1時間・週末3時間
形式:
- 週ごとの学習テーマと習得目標
- 各週の具体的な学習タスク
- おすすめの学習リソース(無料のみ)

比較表・選定資料の自動生成

比較表の生成では、比較対象・比較軸・意思決定の前提条件を渡します。「最終的にどれがおすすめかも結論として添えてほしい」と指示すると、表だけでなく選定根拠も得られます。

技術選定の際に複数の候補を比較する作業は、Claude Codeに比較軸を渡して自動生成させると時間を大幅に短縮できます。プロジェクトの前提条件を添えると、状況に応じた推奨案が返ってきます。

使えるプロンプト例は次のとおりです。

以下の3つのCSSフレームワークを比較表にまとめてください。

比較対象:Tailwind CSS・Bootstrap・Bulma
比較軸:
- 学習コスト
- カスタマイズの柔軟性
- パフォーマンス(バンドルサイズ)
- コミュニティの規模
- 日本語ドキュメントの充実度
前提条件:React × TypeScriptのプロジェクトで使用予定・チームの経験は初〜中級
最後に、前提条件に最適なフレームワークとその理由を述べてください。
形式:Markdownの表

論文・レポート構成案の作成

論文・レポートの構成案作成では、テーマ・対象読者・文字数・含めるべき要素を指定します。「各セクションに何を書くかのポイントも添えること」と指示すると、執筆に着手しやすい構成案が返ってきます。

構成案を先に固めてから本文を書く流れは、手戻りを減らすうえで効果的です。Claude Codeに構成案を生成させた後、気になる箇所を修正してから本文執筆に進む方法が実用的です。

使えるプロンプト例は次のとおりです。

以下の条件でレポートの構成案を作成してください。

テーマ:AIコーディングツールが開発生産性に与える影響
対象読者:技術に詳しくない経営層
文字数:3,000〜4,000字
必須要素:
- 現状の課題
- AIツール導入の効果(数値データを含む)
- 導入時のリスクと対策
- 結論・提言
各セクションに「何を書くかの要点3点」を添えてください。

プロンプトを組み合わせた応用テンプレート5選

プロンプトを組み合わせた応用テンプレート5選

単体のプロンプトをさらに発展させると、Claude Codeの出力精度を格段に高められます。そこで、ここからは実務で使える5つの応用テンプレートをまとめて紹介します。

  • 複数ステップを一括で処理するチェーン型
  • CLAUDE.mdを活用したプロジェクト設定
  • 出力形式を固定するフォーマット指定型
  • フィードバックループで精度を上げる対話型
  • 制約条件を重ねるガードレール型

複数ステップを一括で処理するチェーン型

チェーン型とは、「①設計→②実装→③テスト→④ドキュメント化」のように複数ステップを1つのプロンプトで順番に処理させる手法です。チェーン型を使うと、各ステップの出力を次のステップに引き継がせる流れを自動化できます。

1つの指示で複数の処理をまとめて完了させられるため、繰り返しのやりとりを減らせます。ただし、ステップ数が多すぎると途中の品質が下がるため、3〜4ステップを目安にまとめるのがおすすめです。

使えるプロンプト例は次のとおりです。

以下の順番で処理してください。各ステップを完了してから次に進んでください。

ステップ1:以下の要件を読んで、関数の設計(引数・戻り値・処理の流れ)を説明する
ステップ2:設計をもとにTypeScriptで実装する
ステップ3:実装した関数に対するJestのテストコードを作成する
ステップ4:関数の使い方をJSDocコメントで追記する

要件:[ここに要件を記載]

CLAUDE.mdを活用したプロジェクト設定

CLAUDE.mdは、プロジェクト固有のルール・技術スタック・コーディング規約をClaude Codeに事前に読み込ませるための設定ファイルです。CLAUDE.mdに記載した内容は、プロジェクト内のすべての指示に自動的に適用されるため、毎回の指示を大幅に短縮できます。

CLAUDE.mdを使わない場合、同じ前提条件を毎回プロンプトに書く必要があります。一度設定しておくと、「TypeScriptで」「コメントは日本語で」といった指定を都度書かなくて済みます。

CLAUDE.mdに記載する内容の例は次のとおりです。

# プロジェクト概要
ECサイトのバックエンドAPI(Node.js + Express + TypeScript)

# 技術スタック
- 言語:TypeScript 5.x
- フレームワーク:Express 4.x
- DB:PostgreSQL(ORMはPrisma)
- テスト:Jest

# コーディング規約
- 変数名・関数名:キャメルケース
- コメント:日本語
- エラーハンドリング:try-catchを必ず実装
- 非同期処理:async/awaitのみ使用(Promiseチェーン禁止)

# 禁止事項
- anyの使用禁止
- console.logの本番コードへの混入禁止

出力形式を固定するフォーマット指定型

フォーマット指定型とは、出力のテンプレートをあらかじめ提示し、「このフォーマットで出力してほしい」と指定する手法です。フォーマットを固定すると出力のばらつきがなくなり、後続の処理に組み込みやすくなります。

とくにチームで使う場合や、出力を別のシステムに渡す場合に効果的です。JSON・Markdown・CSV・特定の関数構造など、用途に合わせたフォーマットを指定できます。

使えるプロンプト例は次のとおりです。

以下のフォーマットでAPIエンドポイントの仕様書を作成してください。
対象:[エンドポイントの説明をここに記載]

出力フォーマット(このまま出力してください):
## エンドポイント名

![エンドポイント名](https://generative-ai.sejuku.net/wp-content/uploads/2026/04/diagram_5-1.jpg)

**URL:** `メソッド /パス`
**概要:**### フィードバックループで精度を上げる対話型

対話型とは、Claude Codeに一度出力させた後、「ここが違う」「こう変えてほしい」とフィードバックを返しながら精度を上げていく手法です。**最初の出力を「たたき台」と位置づけて修正指示を重ねると、一度で完璧な指示を書こうとするより早く理想の出力に近づけます。**

対話型を効果的に使うコツは、フィードバックを「何が問題か」と「どう変えてほしいか」の2点で伝えることです。「違います」だけでは修正の方向性が伝わらず、同じ出力が返ってくることがあります。

フィードバックの伝え方の例は次のとおりです。
【フィードバック①】

問題:エラーハンドリングが実装されていない

修正内容:try-catchブロックを追加して、エラー発生時はconsole.errorで

ログ出力してから空の配列を返すようにしてください

【フィードバック②】

問題:関数名がloginUserになっているが、認証だけでなく認可も行っている

修正内容:関数名をauthenticateAndAuthorizeUserに変更してください

制約条件を重ねるガードレール型

ガードレール型とは、「やってはいけないこと」を明示的に複数列挙することで、出力の範囲を絞り込む手法です。**禁止事項を具体的に列挙すると、Claude Codeが独自判断で行う余計な処理を防げます。**

とくに既存コードへの変更・セキュリティに関わる実装・チームの規約がある場面で効果を発揮します。「何をしてほしいか」だけでなく「何をしてはいけないか」を明記する習慣をつけると、手戻りが大幅に減ります。

使えるプロンプト例は次のとおりです。

以下の機能を実装してください。

目的:ユーザー認証機能の追加
言語:Python + FastAPI

【禁止事項(必ず守ること)】
・パスワードを平文で保存しない(bcryptでハッシュ化すること)
・JWTのsecret keyをコードに直接書かない(環境変数から読み込む)
・SQLを文字列結合で組み立てない(SQLAlchemyのORMを使う)
・既存のUserモデルの定義を変更しない
・print文をデバッグ用に残さない

Claude Codeで理想の出力が出ないときの改善手順

Claude Codeを使っていると、プロンプトを工夫しても出力がズレる場面があります。そこで、ここからは**出力のズレを改善するための3つの手順**をまとめて解説します。

  • 出力がズレる原因の切り分け方
  • プロンプトの分割と段階的な指示
  • 具体例を添えるFew-shot活用法

出力がズレる原因の切り分け方

出力がズレるときは、まず「指示の問題」か「前提情報の不足」かを切り分けることが重要です。原因を特定しないまま指示を書き直しても、同じズレが繰り返されます。

出力のズレには、大きく3つの原因があります。

  • 指示の曖昧さ:基準・範囲・形式が未定義
  • 前提情報の不足:コードの文脈・技術スタック・制約が未共有
  • 指示の矛盾:複数の条件が互いに相反している

切り分けの方法は次のとおりです。まず出力を見て「どこがズレているか」を特定します。次に「そのズレは指示のどの部分の不備から来ているか」を逆算します。

指示に書いていない部分でズレが起きている場合は「前提情報の不足」が原因です。指示に書いてあるのにズレる場合は「指示の曖昧さ」が原因といえます。

原因を特定したら、次のどちらかを行います。

  • 指示の曖昧さが原因:具体的な言葉・数値・形式に言い換える
  • 前提情報の不足が原因:コード・仕様・制約をプロンプトに追記する

プロンプトの分割と段階的な指示

複雑な処理を一度に指示すると、途中の品質が下がりやすくなります。大きな処理は「設計→実装→検証」のように小さい単位に分割し、各ステップを別々のプロンプトで指示すると、全体の品質が安定します。

一度に多くを求めると、Claude Codeは各処理を浅く広くこなそうとします。ステップごとに完了を確認してから次の指示を出す方法が、最終的な品質を高めます。

分割の目安は次のとおりです。

  • 1つのプロンプトで扱う処理は「1つの関数」または「1つの機能」にとどめる
  • 出力が500行を超える場合は処理を分割する
  • 「設計を確認してから実装に進む」ように段階を明示する

分割した指示の流れの例は次のとおりです。

STEP

以下の要件を読んで、実装方針だけを説明してください。コードはまだ書かないでください。

要件:[ここに記載]

(出力を確認・修正してから次へ)

STEP

先ほどの実装方針をもとに、コードを実装してください。

具体例を添えるFew-shot活用法

Few-shotとは、「こういう入力にはこういう出力を返してほしい」という例を複数示すことで、出力のパターンをClaude Codeに学習させる手法です。Few-shotは出力フォーマットを固定したい場合や、独自のルールに沿った出力を求める場面でとくに効果を発揮します。

Few-shotを使わない場合、Claude Codeは一般的なフォーマットで出力しようとします。独自のドキュメントフォーマット・コーディングスタイル・命名規則がある場合、例を示すことで一度で意図に沿った出力が得られます。

Few-shotの記述例は次のとおりです。

以下の例と同じ形式でコミットメッセージを作成してください。

【例1】
変更内容:ユーザー一覧のページネーション機能を追加
出力:feat(user): ユーザー一覧にページネーションを追加

【例2】
変更内容:ログイン時のバリデーションエラーメッセージを修正
出力:fix(auth): ログインバリデーションのエラー文言を修正

【例3】
変更内容:商品検索の処理速度を改善
出力:perf(product): 商品検索クエリを最適化

では、次の変更内容に対してコミットメッセージを作成してください。
変更内容:管理者向けのCSVエクスポート機能を追加

Claude Codeのプロンプト作成でよくある質問

Claude Codeのプロンプト作成でよくある質問

ここからは、Claude Codeのプロンプト作成でよく挙がる3つの質問に答えます。

  • 英語で書くと回答精度は上がる?
  • プロンプトが長すぎると精度は落ちる?
  • CLAUDE.mdには何を書けばいい?

英語で書くと回答精度は上がる?

結論として、日本語のプロンプトでも回答精度は十分に高く、英語に切り替えるメリットは限定的です。

Claude(Anthropicが開発)は多言語対応の能力が高く、日本語でも高品質な出力が得られます。英語で書いた場合に精度が上がるケースは、英語の技術ドキュメントや英語のコメントを扱う作業など、英語のコンテキストに直接関わる場面に限られます。

日本語で書くことで、意図のズレを確認しやすくなるメリットもあります。日本語に慣れている場合は、日本語のプロンプトで問題ありません。

プロンプトが長すぎると精度は落ちる?

プロンプトの長さ自体よりも、「必要な情報が整理されているか」のほうが精度に影響します。情報量が多くても、構造的に整理されていれば精度は下がりません。

ただし、関係のない情報や矛盾する条件を大量に含めると、Claude Codeがどの条件を優先すべきか判断できなくなります。長いプロンプトを書く場合は、見出し・箇条書き・セクション分けを使って情報を整理することが重要です。

目安として、1,000文字を超える場合は「必須の情報」と「あると望ましい情報」に分けて整理し直すと、精度が安定します。

CLAUDE.mdには何を書けばいい?

CLAUDE.mdには、プロジェクト全体に適用したいルール・技術スタック・禁止事項を書きます。毎回プロンプトに書いている「前提条件」をすべてCLAUDE.mdに移すと、日常的なプロンプトをシンプルに保てます。

具体的に記載すべき内容は次のとおりです。

  • プロジェクトの概要(何を作っているか)
  • 使用言語・フレームワーク・ライブラリとそのバージョン
  • コーディング規約(命名規則・コメントの言語・インデントなど)
  • 禁止事項(使ってはいけないライブラリ・パターン)
  • テストの方針(使用するテストフレームワーク・カバレッジの目標)
  • ディレクトリ構成の説明

CLAUDE.mdはプロジェクトのルートディレクトリに配置します。内容はシンプルに保ち、変更があれば都度更新する習慣をつけると、チームでの利用時にも一貫した出力が得られます。

まとめ

この記事では、Claude Codeで使えるプロンプト例を、アプリ開発・業務効率化・情報整理・応用テンプレートの4分野にわたって解説しました。

各ポイントを整理すると、次のとおりです。

  • プロンプトは「目的・前提・制約・出力形式」の4要素を含めると精度が上がる
  • アプリ開発では雛形生成・リファクタリング・エラー修正・テスト・API連携の5場面で活用できる
  • 業務効率化ではCSV加工・仕様書生成・リリースノート・ファイル操作・関数作成に対応できる
  • 情報整理では要約・翻訳・解説・比較表・構成案の生成が可能
  • チェーン型・CLAUDE.md・フォーマット指定型・対話型・ガードレール型の5つの応用テンプレートで精度をさらに高められる
  • 出力がズレるときは「原因の切り分け→分割指示→Few-shot」の順で改善する

まずは自分の業務に近いプロンプト例を1つ選んで試してみてください。実際に使いながら修正を重ねることで、自分のプロジェクトに最適なテンプレートが育っていきます。

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この記事を書いた人

【プロフィール】
DX認定取得事業者に選定されている株式会社SAMURAIのマーケティング・コミュニケーション部が運営。「質の高いIT教育を、すべての人に」をミッションに、AI・生成AIを学び始めた初学者の方に向け記事を執筆。
累計指導者数4万5,000名以上のAIプログラミングスクール「侍エンジニア」、累計登録者数1万8,000人以上のオンライン学習サービス「侍テラコヤ」で扱う教材開発のノウハウ、2013年の創業から運営で得た知見に基づき、記事の執筆だけでなく編集・監修も担当しています。
【専門分野】
IT/生成AI/AI・ロボット開発/プログラミング/Webデザイン