生成AIサービス一覧【主要12種の性能・料金を徹底比較】
生成AIのサービスごとで性能の違いってどのくらいあるんだろう?
比較表みたいなもので、各サービスを比べられないかな…
世界的な需要が高まるなか、生成AIを活用したいと考えている人は多いですよね。なかにはChatGPTやGeminiなど、すでに何らかの生成AIサービスを使ってみた人もいるのではないでしょうか。
ただ、2025年6月時点でも利用可能な生成AIサービスは数多くあるため、実際にどのツールを重宝すればいいのかわからない人もいるはず。いざ有料課金した後で「別のに課金すればよかった」とかけた費用を後悔はしたくないですよね。
とはいえ、自分にあるツールを探すため手当たり次第、サービスを試してみるのも手間がかかります。
そこでこの記事では次の用途別に、主要生成AIサービスの性能・料金を徹底比較します。
比較を踏まえ、おすすめのサービスも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
- 画像生成なら「Grok」がおすすめ
- 文章生成なら「Claude」がおすすめ
- コーディングの効率化には「GitHub Copilot」がおすすめ
なお「ITに疎くても生成AIを使いこなせるようになれるかな…」といった不安を抱えている人は、ぜひ一度「侍エンジニア」をお試しください。
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【用途別】生成AIサービス比較表
はじめに用途別に生成AIサービスの料金・性能を一覧表にまとめて比較します。
わかりやすいように各サービスの料金と性能を比較し、星5を満点として比較しました。早く比較結果を知りたい人は、ぜひ参考にしてください。
サービス名 | 料金 | 性能 |
---|---|---|
Grok | 無料プラン SuperGrok:月30ドル(約4,350円) | ★★★★★ |
Adobe Firefly | 無料プラン Firefly Standard:月1,580円 Firefly Pro:月4,780円 Firefly Premium:月3万1,680円 | ★★★☆☆ |
Leonardo.ai | 無料プラン Apprentice:月10ドル~(約1,450円~) Artisan Unlimited:月24ドル~(約3,480円~) Maestro Unlimited:月48ドル~(約6,960円~) | ★★★★☆ |
各項目は公式サイトの情報をもとに記載しています。
料金には2025年6月時点の為替レートをもとに換算した日本円の税込み価格を記載しています。
【画像生成】生成AIサービス主要3つを一覧比較

ここでは主要な画像生成AIサービス3つの料金・性能を比較解説します。
- Grok
- Adobe Firefly
- Leonardo.ai
料金で比較

サービス名 | 価格 |
---|---|
Grok | 無料プラン SuperGrok:月30ドル(約4,350円) |
Adobe Firefly | 無料プラン Firefly Standard:月1,580円 Firefly Pro:月4,780円 Firefly Premium:月3万1,680円 |
Leonardo.ai | 無料プラン Apprentice:月10ドル~(約1,450円~) Artisan Unlimited:月24ドル~(約3,480円~) Maestro Unlimited:月48ドル~(約6,960円~) |
※各項目は公式サイトの情報をもとに記載しています。
※料金には2025年6月時点の為替レート145円をもとに換算した日本円の税込み価格を記載しています。
各サービスの料金を比較すると、価格帯は似ているもののLeonardo.aiが最低・最高価格ともに安く利用しやすいといえます。Adobe FireflyもLeonardo.aiよりは価格が高めなものの、個人向けプランからビジネス向けのプランまで利用しやすい価格で提供されています。
一方でGrokは有料プランが月30ドルからであり、無料プランからアップデートすると考えると料金が高めな印象です。料金は、生成できる画像枚数や機能にも左右されます。そのため、料金の安さだけでなく総合的に判断する必要があります。
それでも料金だけを比較するのであれば、Leonardo.aiかAdobe Fireflyが利用しやすいといえます。
性能で比較
性能を比較するため、下記のプロンプト(指示文)を各サービスに記入し画像を生成しました。なお、比較には無料プランを利用しています。
「猫が日本家屋の軒下で丸まって寝ている様子」

各サービスを比較すると、大きくプロンプトの意図から外れたものはありませんでした。
ただしGrokとLeonardo.aiは日本家屋の軒下に見える画像ですが、Adobe Fireflyの画像は神社・寺にも見えます。細かい違いでいうと、GrokとAdobe Fireflyはリアルな写真に近い画像が生成されている一方、Leonardo.aiは少しアニメやイラスト基調の画像が出力されました。
総括すると性能はサービスごとに大きな差はありませんが、より正確に画像を生成しているのはGrokとLeonardo.aiであるといえます。Adobe Fireflyはプロンプトを工夫すれば、写真とそん色ない画像が生成できます。
【結論】おすすめサービスは「Grok」

比較した結果、おすすめのサービスは「Grok」です。
Grokの有料プランは月30ドル(約4,350円)とお試し料金としては高いものの、画像生成が2時間あたり100枚まで可能なためコスパは高いといえます。画像生成だけでなく、ChatGPTのようにAIチャットとしてアイデア出しや文章作成などの機能も使えます。
加えて性能検証でもわかるとおり、プロンプトに対して制度の高い画像生成が可能です。写真に近くリアルな画像を生成したい人におすすめのサービスです。
【文章生成】生成AIサービス主要3つを一覧比較

ここでは主要な文章生成AIの主要サービス3つの料金・性能を比較解説します。
- Claude
- ChatGPT
- Gemini
なお、おすすめの文章生成AIツールを詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。

料金で比較

サービス名 | 価格 |
---|---|
Claude | 無料プラン プロプラン:月17ドル(約2,465円) 最大プラン:月100ドル(約1万4,500円)~ |
ChatGPT | 無料プラン Plusプラン:月20ドル(約2,900円) Proプラン:月200ドル(約2万9,000円) |
Gemini | 無料プラン Google AI Proプラン:月2,900円 Google AI Ultraプラン:月3万6,400円 |
※各項目は公式サイトの情報をもとに記載しています。
※料金には2025年6月時点の為替レート145円をもとに換算した日本円の税込み価格を記載しています。
料金を比較すると、約2,465円から利用できるClaudeが最も安いです。ChatGPTとGeminiは最大プランの料金が異なるものの、ほとんど同価格帯といえます。
後述しますが、Claudeは正確な文章生成を得意としており、料金とあわせてコスパの高いサービスといえます。ただし、ChatGPTやGeminiは画像生成などクリエイティブな作業も可能なため、料金の安さと機能面を考慮しながら選択しましょう。
性能で比較
性能を比較するため、下記のプロンプトを各サービスに記入し文章を生成しました。なお、比較には無料プランを利用しています。
「生成AIとは何か、小学生でも理解できるようにわかりやすく解説してください。」


生成された文章を比較すると、Claudeは小学生という言葉を比喩としてとらえ、知識が少ない人でも理解できるようにわかりやすく解説しています。一方で、実際の小学生には読みにくい漢字なども使われているのが特徴です。文章を見ると、小学高学年を想定した可能性もあります。
ChatGPTとGeminiは方向性が同じで、本当の小学生でも理解できるように漢字や難しい単語を使わない文章を生成しています。具体例も小学生がイメージしやすいもので、とくに小学低学年くらいを想定した文章といえそうです。
解説内容に関しては、各サービスとも正確に生成AIについて解説していました。Claudeは最後に生成AIを利用するときの注意点にも触れており、親切さが感じられます。
今回比較したサービスは、文章生成の性能差はほとんど感じられませんでした。一部解釈の違いはあるものの、プロンプトを修正すれば同じ方向性で文章を作成できるはずです。
上記を含め、さまざまな観点でClaude・ChatGPT・Geminiを比較したい人は次の記事を参考にしてください。

【結論】おすすめサービスは「Claude」

料金と性能を考慮すると、文章生成には「Claude」がおすすめです。
文章生成の性能はほとんど差がないため、価格の安いClaudeがコスパに優れています。文章作成時には丁寧かつ倫理的配慮を行う設計になっており、有害なコンテンツの生成を避ける工夫がされています。
参考にするコンテンツを精査しているため、情報量はChatGPTやGeminiより少ない部分もあるものの、長文の理解度やわかりやすい説明力に定評があります。ブログやWebメディア記事、プレゼン資料など長文の生成にも向いているサービスです。
Claudeの特徴をより詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。

【動画生成】生成AIサービス主要3つを一覧比較

ここでは主要な動画生成AIの主要サービス3つの料金・性能を比較解説します。
- runway
- DomoAI
- Canva
料金で比較

サービス名 | 価格 |
---|---|
runway | 無料プラン Standardプラン:月15ドル(約2,175円) Proプラン:月35ドル(約5,075円) Unlimitedプラン:月95ドル(約1万3,775円) Enterpriseプラン:年2,000ドル(約29万円) |
DomoAI | 無料プラン ベーシックプラン:月6.99ドル(約1,013円) スタンダードプラン:月19.59ドル(約2,840円) プロプラン:月48.99ドル(約7,103円) |
Canva | 無料プラン プロプラン:月1,180円 チームスプラン:1人あたり月1,500円 エンタープライズプラン:要お問い合わせ |
※各項目は公式サイトの情報をもとに記載しています。
※料金には2025年6月時点の為替レート145円をもとに換算した日本円の税込み価格を記載しています。
料金を比較すると、有料プランの最低料金が安いのはDomoAI、全プランを比較して安いのはCanvaです。DomoAIやrunwayは動画を生成するのに必要なクレジット数ごとにプランがわかれているのに対し、Canvaはすべての機能が利用できます。
runwayは料金設定が一番高いものの、よりクリエイティブな動画を生成可能です。クオリティも高く、創作活動やSNSへの投稿用動画などの生成に向いています。
単純に料金だけを比較すれば、DomoAIもしくはCanvaが安く利用しやすいでしょう。
性能で比較
性能を比較するため、下記のプロンプトを各サービスに記入し動画を生成しました。なお、比較には無料プランを利用しています。
「自宅の庭で駆け回る犬」

生成した動画を比較すると、3つともプロンプトどおりに生成できています。ただし細かい違いはあり、runwayは一度画像を自動生成してから動画が生成する方式です。画像の段階でイメージを固めておけば、動画もリアルかつクオリティの高いものに仕上がります。
DomoAIは3つのなかで、最もリアルに近い映像に見えました。犬の走り方や躍動感から、庭を駆け回るという意図をくみ取っているとわかります。
Canvaは、リアルかつ違和感のない動画が生成されました。ただし、犬が方向転換する場面などは少し違和感があるかもしれません。
動画生成の精度でいうと、画像生成段階で調整がしやすいrunwayとクオリティの高いDomoAIが優れているといえます。
【結論】おすすめサービスは「DomoAI」

料金と性能を比較すると、DomoAIがおすすめです。
ベーシックプランは月6.99ドル(約1,013円)と個人向けプランのなかでは最も安く、お試し利用がしやすい価格帯といえます。
ベーシックプランは月500クレジット(約30本の動画生成)、スタンダードプランは月1,500クレジット(約100本の動画生成)、プロプランは月4,000クレジットで月約267本の動画を生成できます。趣味やSNS投稿用の個人利用から、ビジネス動画の作成まで幅広い用途で利用可能です。
性能面では画像や動画、テキストをもとに動画が生成できます。たとえば独自のキャラクターを作成したうえでDomoAIを活用すれば、キャラクターのダンス動画などを作成可能です。
料金と性能ともに優れているため、動画生成ならDomoAIがおすすめです。
【コーディング】生成AIサービス主要3つを一覧比較

ここでは、主要なコーディングAIの主要サービス3つの料金・性能を比較解説します。
- GitHub Copilot
- Code Llama
- Amazon CodeWhisperer
料金で比較

サービス名 | 価格 |
---|---|
GitHub Copilot | 無料プラン Proプラン:月10ドル(約1,450円) Pro+プラン:月39ドル(約5,655円) |
Code Llama | 無料プラン |
Amazon CodeWhisperer | 無料プラン Proプラン:1ユーザーあたり月19ドル(約2,755円) |
※各項目は公式サイトの情報をもとに記載しています。
※料金には2025年6月時点の為替レート145円をもとに換算した日本円の税込み価格を記載しています。
Code Llamaは無料で利用できるため、紹介するサービスのなかでは使いやすいです。ただしそのほか2つのサービスも料金は大きな差がないので、用途に合わせて選択しましょう。
GitHub Copilotは個人利用がしやすく、Code LlamaやAmazon CodeWhispererは個人以外に法人やチーム開発にも利用しやすいです。
性能で比較
性能を比較するため、下記のプロンプトをGitHub Copilotに記入しコードを生成しました。なお、比較には無料プランを利用しています。
「レストランのホームページを開発したいです。メニュー表や料理写真などをまとめたWebサイトのコードを作成してください。」


各サービスで大きく異なるのが、テキストでのコード生成が可能かどうかです。GitHub Copilotはテキストでプロンプトを入力すれば、適切なコードを出力してくれます。コードの修正や追記も指示が可能です。
一方でCode LlamaやAmazon CodeWhispererはテキストでのコード生成に対応しておらず、作成途中のコードを自動補正する機能がメインです。そのほかコードの修正やコメントの入力、プログラミングに関する質問への回答を出力できます。
生成されるコードの精度に大きな差はなく、コードの下地として優秀です。ただし間違いや実務では使いにくいコードが含まれる場合もあるため、生成されたコードは確認する必要があります。
コード生成AIの特徴をより詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。

【結論】おすすめサービスは「GitHub Copilot」

料金と性能を比較すると、GitHub Copilotがおすすめです。
GitHub Copilotはテキストで作成したいコードの詳細を記載すれば、簡単にコードを自動生成してくれます。生成後の修正やコメントの記入なども指示できるため、プログラミング初心者でも使いやすいです。
料金もProプランが月10ドル(約1,450円)、Pro+プランで月39ドル(約5,655円)と比較的安いのも魅力といえます。
GitHub Copilotは生成AIサービスをはじめて使う人や、プログラミング初心者でコード作成をサポートしてもらいたい人におすすめです。
なお、GitHub Copilotの料金をより詳しく知りたい人は次の記事を参考にしてください。

自分に合う生成AIの選び方

なかには、どういった基準で活用する生成AIサービスを選べばいいのかわからない人もいますよね。前述した料金や性能だけでなく、使い勝手や利用者の口コミなど、詳細を確認しないまま使うサービスを選んでは「もっとちゃんと調べておけばよかった…」と後悔しかねません。
そこでここからは自分に合う生成AIの選び方を、5つにまとめて紹介します。
無料か有料か

各生成AIサービスの料金を確認し、継続して利用しやすい価格のサービスを選びましょう。生成AIサービスごとで無料利用できるものや有料課金の有無は異なり、それぞれ特徴が異なります。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
無料サービス | 費用がかからない | 利用回数や機能に制限がある |
有料サービス | ・機能や利用回数の制限がない ・カスタマイズ性が高い | 導入/利用料がかかる |
無料サービスは費用がかからないため、気軽に使用できます。お試しで複数利用し、自分に合うものを選ぶのもおすすめです。一方で、無料サービスは利用回数や機能に制限のあるケースがあります。
有料サービスは、月額制もしくは買い切り式で費用がかかります。しかし、利用できる機能や利用回数が充実しているため、本格的に業務で利用するなら有料サービスがおすすめです。
お試しで利用したい人やプライベートで活用する人は無料サービス、仕事の業務効率化に使用したい人は有料サービスを検討しましょう。
なお、有料サービスのなかには無料プランが用意されているケースもあります。気になるサービスの無料プランを試してみて、使いやすければ有料プランへアップグレードを検討しましょう。
サイトかアプリか

各生成AIサービスの仕様を確認し、使い勝手の良いものを選びましょう。主に生成AIサービスはサイト・アプリで利用できるものに分かれており、それぞれ特徴が異なります。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
Webサイト | ・パソコンで利用しやすい ・インターネット環境があれば利用できる | 外出先で使いにくいケースがある |
アプリ | スマホで手軽に利用できる | スマホでは作業がしにくいケースがある |
ClaudeやMidjourneyなどWebサイトメインで使える生成AIもあれば、ChatGPTやGeminiのようにアプリで活用できるサービスもあります。Webサイトで利用しやすいサービスは、おもにパソコンでの作業に適しており、スマホアプリに対応したサービスは外出先などで使用するのに向いています。
一方でデメリットもあり、Webサイトで使えるサービスはインターネット環境がない外出先では使いにくいケースもあります。スマホアプリの場合、操作画面が小さいこともあり、入力作業や出力した文章の活用がしにくいと感じることもあるでしょう。
あらかじめ使用場面を想定して生成AIを選択すれば、快適に文章作成が可能です。Webサイトとスマホアプリどちらで使用できるか確認したうえで、自分の使い方に合うほうを選択しましょう。
日本語に対応しているか

各サービスの対応言語を確認し、日本語で使えるものを選びましょう。
日本企業が提供するサービスは日本語に対応していますが、海外企業の提供するものは英語や中国語など人口の多い言語しか対応していないケースもあります。日本語に対応していると使いやすいため、設定項目に日本語があるか確認してください。
なお、ChatGPTやCopilotなど世界的に需要の高いサービスでは、幅広い言語で使用できます。知名度の高いサービスを選択すれば、言語問題で悩むリスクは低いです。
登録は必要か

各生成AIサービスで登録が必要かも確認しましょう。登録の有無で生成AIサービスの使い勝手は大きく変わります。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
登録が必要なサービス | ・利用履歴を確認できる ・使いやすいようにAIシステムをカスタマイズできる | 登録の手間がかかる |
登録が不要なサービス | 手軽に利用を開始できる | ・利用履歴を確認できない ・出力結果を最適化できない ・利用できる機能に制限のあるサービスも |
ChatGPTやGeminiは、登録しなくても利用が可能です。しかし、アカウント登録をしなければ利用できないサービスも存在します。登録が必要な場合、氏名やメールアドレスなどを記載する手間がかかります。さらに個人情報などを入力しなければならず、情報漏洩などで不安を感じる人もいるはず。
一方で登録すれば利用履歴を確認できるため、継続的に活用しやすいメリットがあります。出力結果を最適化するために、AIに事前条件やデータを入力してカスタマイズする機能などを利用可能です。
登録なしで利用できるサービスは、手間をかけずにすぐ利用できます。しかし、利用履歴を確認できない点や、利用できる機能に制限のあるところがデメリットです。また、仕事などで本格的に利用するなら、有料サービスが適しています。
気軽に生成AIを使いたい人や、お試しで使用したい人は登録が必要ないサービス。すべての機能を使いたい人やビジネスで利用する場合は有料サービスを選びましょう。
利用者からの評判は良いか

各サービスの評判を確認し、利用者からの口コミが良いものを選びましょう。
口コミや評判には、利用者しかわからない体験談が含まれます。サービスの使い勝手や有料・無料プランの違い、出力結果の精度などサービス選びの参考になる情報が得られます。活用例を知るきっかけにもなるため、事前に評判は確認したいところです。
評判や口コミはSNSやWebサイト記事のほか、スマホアプリに関してはApp StoresやGoogle Playなどで確認できます。自分に合うサービスを選択するためにも、評判・口コミは確認しましょう。
生成AIを活用するときの注意点

ここからは生成AIを活用するときの注意点を、3つにまとめて紹介します。
個人情報や機密情報を入力しない

生成AIを利用するときは、機密情報や個人情報を入力しないようにしましょう。
生成AIに入力した情報は、機能向上のためにAI学習に使用されているケースがあります。運営企業はセキュリティに十分配慮しているものの、情報漏洩が起こるリスクはあるのです。
顧客データが流出すれば、取引先の信頼を失うだけでなく損害賠償に発展する可能性もあります。個人情報であれば、流出した情報が悪用されるかもしれません。
生成AIを利用するときは、個人情報や機密情報は入力しないようにしてください。複数人で利用するときは、あらかじめ使用ルールを整備して周知すると良いでしょう。
成果物が商業利用できるか確認する

ビジネスで生成AIを活用する人は、成果物が商業利用できるか確認しましょう。
生成AIで自動生成される文章やイラストなどは、すべて商業利用できるわけではありません。サービスによっては、有料プラン利用時のみ商業利用が可能なものやクレジット表記をした場合のみ許可するものがあります。
生成した文章をブログとして稼ぐ場合や動画をSNSに投稿して利益を上げる場合、商業利用が許可されている生成AIを利用しなければいけません。
商業利用が許可されていないサービスで利益を上げると、規約違反でアカウントが停止されるリスクもあります。さらに損害賠償などトラブルに発展する可能性もあるため、ビジネスで利用するなら商業利用が許可されている生成AIを選択しましょう。
出力結果の信憑性は自分で確認する

生成AIにすべて任せきりではなく、最終的な出力結果の信憑性は自分で判断しなければいけません。
出力結果は完璧ではなく、精度・著作権・セキュリティなどあらゆる面で注意が必要です。事実と異なる出力結果が出るケースもあり、利用するときは内容を精査しなければいけません。
内容を確認せず成果物を利用した結果、誤った情報の発信で信用を失う可能性があります。最悪の場合、損害賠償や著作権侵害で訴えられるリスクもあるのです。
トラブルや損害を回避するためにも、出力結果を確認してから利用するようにしてください。
生成AIを効率よく活用する方法
生成AIを効率よく活用するには、プロンプト作成スキルが欠かせません。
プロンプトとは、生成AIで希望の成果物を出力するための質問文のことです。プロンプトが具体的かつわかりやすい内容であれば、希望に合う成果物を生成できます。反対にプロンプトの内容があいまいであれば、出力結果にばらつきが出るため、何度も出力しなおす手間がかかります。
プロンプトスキルは実践を繰り返して独学で学ぶほか、スクールで学ぶのもおすすめです。
たとえば、侍エンジニアの「業務改善AI活用コース」では生成AIをビジネスで活用する方法が効率よく学習できます。
本コースでは、ChatGPTの活用法やプロンプトの作成スキル、PythonやGASを使用した業務自動化について学べます。目的の成果物を生成するための質問文を作成する方法が学べるので、卒業後に実践で活かしやすいです。
学習サポートも充実しており、現役エンジニアのマンツーマンレッスンのほかQ&Aサイトで質問できます。効率的に生成AIの活用スキルを身につけたい人におすすめです。
侍エンジニアでは無料カウンセリングを実施していますので、お気軽にご参加ください。
まとめ
今回は、用途別で生成AIの性能と料金を比較しました。
生成AIを活用すれば、文章や動画などの作成効率を高められます。まずは用途に合う生成AIを把握し、自分の予算内で利用できるサービスを利用すると良いでしょう。
またChatGPTやGeminiなど、無料プランのある生成AIならお試しで利用してから有料プランへ移行することもできます。本記事を参考に、自分に合う生成AIを選択してください。